こんにちは、お久しぶりです。新入生の皆様は初めまして。PA長、ギターパートリダーなどなどをやっておりました。4年の宮坂 弦と申します。
あまり新入生のいるところに現れないかもしれませんが、お会いしたときはどうぞよしなに。
さて、新入生を新たに迎え入れたと思えばもう、一年間の一大イベントの選抜予選ライブが1ヶ月後に迫ってきています。部員の方々は重々承知していることと存じますが、この選抜ライブは、バンドごとに得票数を競うことで順位をつけ、上位6〜7バンド程が7月のbaysis定例ライブに出演する権利を得るという特殊なライブです。性質上、出演者の半分ほどは悔しい思いをするはずになります。
私はこのライブを毎度楽しみにしております。一見するとこのイベントは実力者がその腕をもってしてねじ伏せるようなイベントであるように見えるでしょうがその実、100%そうとは言えません。そこが好きなのですね。
このライブは敵のバンドと戦うわけではなく、永遠と自分との戦いが続くライブだと、私は思います。
どんな実力のものであろうと自力を尽くし、自分の限界に触れようとすること、そしてそれを大勢に見てもらうこと、また、誰かの限界の努力を見ることができることは、そうそうあるものではありません。
たった15分程度の出演時間。それに向けて、両手が痛みでおかしくなるまで1日通して弾き続け、他人が聞けばノイローゼになるほど同じフレーズを何度も繰り返し、指にはテーピングを貼り、腕には湿布を貼り、手にできた豆を潰し、皮がベロベロになるまで弾き続け、喉が潰れるまで歌い続け、それでも自分の思うように弾けず、いくら練習しても弾けないことに苛立ちながらも、無情にも刻一刻と迫るその日までに完成させ切る。「うまくなりない。」「誰にも負けたくない。」と。この異常なまでの努力を続けた先に、自分のいままでの能力を越えることができるということ、そして、観客もまた、自分の知る仲間の弛まぬ努力を評価できるということ。
このような美しく公平な催しを私はあまり知りません。
そしてどんな結果であれ、自らの努力は嘘をつきません。努力の末、入賞できなければきっと死ぬほど悔しいはずで、それは次の成長へと必ずつながるはず。入賞できれば、自分の努力が通じたという達成感につながるはずです。
自分が本気で悔しがれるものは中々今後現れないものと思います。そして、悔しがれないほど、このイベントの意味は薄れていってしまうとさえも思います。
初参加の方も、そうでない人も、昨年喜ばしい結果になった方も、そうでない方も、一度自分の限界に触れられることを、どうか大切にしてみてほしいという願いです。
今年の選抜で皆さんの演奏を聴けるのを楽しみにしています。そして、私もいい演奏ができるよう練習を重ねるつもりです。
それではまた!
軽音楽部Session
4年 宮坂 弦