キョン大発生
キョンという動物をご存じですか?
鹿科の動物で、小型の鹿という感じですかな。
体長はせいぜい7~80cmで、鹿と比べるとかなり小型ですが、
形は鹿そのものです。
動物園などでも飼われています。

このキョンが千葉県で大繁殖しているという。
元々は勝浦市のレジャー施設から脱走したものが繁殖したと
いう事で、20年ほどの間にドンドン増え、今や7万頭以上が生息
しているという。
雑食性で、葉物なら何でも食う大食獣なので、始末が悪い。
農家で栽培するコメや白菜を食い荒らし、被害が出ている。
家庭菜園ではミニトマト、野菜類、花壇の花まで食い荒らされて
いるという。
特に好物なのが、ジャガイモ、豆類、茄子などで、若い葉っぱ
の内に全部食われてしまう。
群れを成してやって来るので、気付いたらすべて食い尽くされ
た後だったって。
とても行動的で身が軽く、獣害防止のために設置した3mの柵を
軽々と飛び越える。
足が細く、罠にも掛からない上、猫や犬が居れば罠も仕掛け
られないので、駆除が難しい。
天敵がいないからどんどん増える。
もう一つ問題なのは、鳴き声がうるさいこと。
昼夜構わず、だみ声でウォアーと大きい声で鳴くから、何だか
人が苦しんでるようで気味が悪いそうだ。
数が増えるとともに、生息域も拡大している。
はじめは勝浦市周辺にだけ生息していたのが、内房や先端の
南房総へ広がり、内陸部へと拡大し、君津市やいすみ市に
までも広がってきている。

千葉県では、猟友会などが年間数千頭を捕獲しジビエなどに
しているが、キョンは半年ほどで成獣になり、子を産む上、
年に数回子を産むから、減らないどころか増え続けているという。
今は海に遮られているから千葉県内に留まっているが、
もっと内陸にまで拡大すれば、爆発的に増えるのかも知れない。
千葉市や東金市を越えたら、もう縮減させることは難しくなる
のではないのかな。
成田空港なんぞに現れたら大変な事になるぞ。