
少子化加速、人口減
27日、厚生労働省は2023年12月の人口動態統計速報値を
公表した。
昨年1年間の出生数は前年比4万1097人減の75万86311人
となっていて、過去最少となった。
一方、死亡数は同8470人増の159万0503人で過去最多と
なっている。
出生数から死亡数を差し引いた自然増減数は83万1872人の
マイナスで、過去最大の減少となった。
ま、当然と言えば当然なのかな。
結婚しない人が増えてるし、団塊世代が順次他界して行くからね。
そして、国の施策が「結婚を促進し、子を産みたくなる」ようには
なってないから、この傾向は暫く続くし、当面は改善することはない
んだろう。
で、今後はどうなって行くんでしょうね。
下図は、ちょっと古いが、2020年に厚労省が予測した人口の推移
なんだが、これよりさらに急速に人口減が進んでいる。

で、その結果として大きな問題が起こって来る。
人口ピラミッドの変形がそれだ。
昔の人が名付けた「人口ピラミッド」って、土台になる若年層が多く、
高齢になるほど人口が減るからピラミッド状になるんだけど、最早
まったくピラミッドの形にはなっていない。
ワシはこれを密かに、「ソフトクリーム型」と呼んでいるが、自立
すらできないようなソフトクリームになっとるな。

そして、子供が産まれない事による最大の弊害は生産者人口も
減って行く事であろう。
2020年における15~64歳人口は7509万人であったが、
2040年の予測では6213万人と17%も減少することになる。
生産を維持するにはそれだけの生産性向上が必須となる訳だ。
しかし、一番消費をするのもこの世代だから、消費需要も減少し、
生産量を増やすための投資は不要となる。
もちろん人手が不足する分を生産性でカバーする必要はある
んだが、総需要を賄うだけで十分な訳だ。
頼みの輸出も、新しい製品開発が無く売れる品物が減る一方。
唯一の対策は一人当たりの可処分所得を上げて、旺盛な消費を
喚起する事なんだがな。
財政出動はしない、給与の向上は「上げてくれ」と声を上げるだけ。
政策は真逆の事を行なってきたし、今後もそうなるんだろう。
即ち、担い手不足だから税を上げる?社会福祉費が不足するから
負担を上げ税を上げる?企業が人件費を経費化出来るように
非正規やアルバイトを拡大するのを容認する?子育て資金が要る
から、若者から税を取る?果ては、安い外国人を入れる?過疎地
から人を移住させる?人口が減るんだからインフラ投資はしない?
これらが若者達をさらに貧困にし、地方経済を縮小化させ、可処分
所得を減少させるのに役立つことは自明だ。
人口減は起こるべくして起こり、減少は緩やかになることはなく、
むしろ、ドンドン加速して行く事になるだろう。
