ハラススム
正月2日は箱根駅伝で始まる。
午後には孫たちが来るので、席の準備や飲食物も用意。
仕事しながら時折駅伝観戦というエエ加減な応援というか観戦。
関係者以外に、ベッタリ5時間見てる人は居るのかしらねぇ。
昔、西湘に住んでた頃に現地での応援に行った事がある。
電車で小田原まで出向き、登山鉄道に乗って宮の下か
その辺に行って、選手たちの到来を待つ。
厳寒のなか大分待った後、「来たぞ!」の声に応じて一斉に
視線が集まる中、選手たちが走り来る。
あの急な坂道を平地同然に走る姿には感動するな。
車で登るのも容易じゃない坂をビュンビュン走り去る。
ものの10分ほどで走り去ってしまうから、どのチームが早いとか
言ってる暇もないくらい。
あっという間に通り過ぎるから、その時以来駅伝はテレビに限る
と思っている。
さて、戦況はというと5区の山登りで青学がぶっちぎった。
帰路も差を広げて青学が総合優勝を果たした。
何とも不思議なんだが、各大学が強豪選手をそろえる中、連覇
を果たすってどういう事なんでしょう。
大学三大駅伝というのがあって、全日本大学駅伝 出雲全日本
大学選抜 箱根駅伝を言うのだそうだが、距離の短い他の駅伝
では青学は勝っていない。
国学院と駒沢が1、2位を占め、青学は3位に甘んじている。
青学は一番メディア露出が多い箱根を制することに専念して
いるという事なのかな?
1区では中央大が2位と1分半の大差をつけて入り、青学は2分
以上の差で、10位と出遅れた。
今年はダメかなと多くの人が思っただろう。
戦いの後、監督の原晋氏の振り返りを聞いた。
1区では大差がついたが、目標は中央大ではなく、国学院と
駒沢大だったが、そことの差は大きくなく、逆転できると考えて
いたと。
この時点で、山登りでぶっちぎる算段が出来ていたという事か?
その後はその想定通り、2区で3位に、4区で2位にと、徐々に
順位を上げ、そして、とうとう、5区の山登りで区間新記録で
2位と2分近くの差をつけて往路優勝となった。
逆に駒沢は往路4位、国学院は7位と低迷。
復路では1度も首位を譲らず、追い上げる2位駒沢とは3分近く、
3位国学院とは7分近くの差をつけて、堂々の総合優勝で連覇
を飾った。
ワシの興味は、何で青学がこれほどに強いのかという事。
有名校には強い選手が集まるのは当然として、他の大学にも
良い選手は多い訳だな。
練習量とて、大きくは変わらないんだろう。
現に復路では駒沢大の方が時間では勝ってる訳だしな。
どうも原監督に負うところが大きいようにも思われるな。
彼が監督になって以来、8度目の総合優勝だからねぇ。
人をその気にさせる何かがあるように思われるんだな。
全員が寮生で日頃から家族のような集団になってるとか、
1人ひとりの個性を重要視するとかいうが、他の大学も同様。
声掛けや選手ごとへの対応の旨さも取りざたされるが、それで
選手達が今まで以上の力が出るとも思えない。
力のある選手は、リスクがあるが1年生から起用して経験を
積ませるというが、他大学でも1年生は走ってるしな。
何だかんだ言っても、駅伝は一人の個性ではどうにもならぬ
競技だし、総合力と区間での駆け引きがものをいう競技だから、
どの区にどの選手を充てるとか、どこで差を付けるとか、どの
区間でどれだけの差を確保するとかの、戦略も重要になって
くるんだろうか?
だからこそ、1区で2分差をつけられても、これなら行けるという
自信を保てるんだろうな。
戦略に応じて選手を起用し、選手たちが期待に応えるという
仕組みがうまく機能しているように思えてならない。
それぞれの役割に応じた練習を積ませ、最大能力を発揮
させることがとてもうまく出来てるように思う。
多くの部員の中から、役割に最適な選手を選び出すのが
彼の真骨頂なのかな。
いずれにせよ、この快挙は称賛されて良いんだが、さて、
後継者はチャンと育っているのかな。
数年は継続するとして、その後を襲う人の重圧は計り知れない
と思われるが、青学にとってはそれこそが最大の試練になり
そうな気がするな。