
旅客機とヘリの衝突
現地時間29日午後9時前、ワシントン近郊の上空でアメリカン
航空の旅客機と軍用ヘリが衝突し、双方ともに墜落した。
現場はレーガン・ナショナル空港から約700mの場所で、2機は
ワシントンを流れるポトマック川に墜落した。
旅客機は、アメリカン航空5342便、ボンバルディア・CRJ700で、
60人の乗客と4人の乗員が搭乗していたという。
出発地のカンザス州ではフィギュアスケートの全米選手権と強化
合宿が行われていたため、選手とその関係者が多数搭乗していた。
軍用ヘリはアメリカ陸軍のブラックホークで、乗っていたのは、
訓練中の兵士3人という。
双方の乗員乗客は全員が犠牲になった模様。
事故の詳細や原因は調査中で、その内に明らかになると思われ
るが、ワシが思うにこの悲惨な事故はちょっとした注意で十分に
避けられた事故のように思えてならない。
まず、旅客機は着陸直前で、着陸経路上にあるから、優先航空機
である。
だから、進路上の障害物を注視していて、横や上への注意が
疎かになるのは仕方がない状況と言える。
空港の管制官がヘリに対して、着陸態勢に入っている旅客機を
「避けろ」と指示したというし、ヘリの側も「航空機を視認している」
と応えていたという。
しかし、夜間の都市部の上空では様々な多くの灯火があるから、
街の明かりと航空機の灯りが判別しにくい。
恐らく、ヘリパイは他の航空機の灯火を着陸機と誤認したと
思われる。
衝突経路にある機体同志は衝突点と各航空機が作る三角形が
相似形のまま小さくなる。
だから、相手の灯火は動かず、ただサイズが大きくなってゆく
だけだから、よほど注意しない限り見落とす。
速度が速いから衝突までの時間はあっという間である。

少なくとも、空港周辺の混雑した空域を飛行する時の機体同志の
隔離方法がちゃんと出来ていたのかも疑問だ。
着陸経路を横切る時の高度や方向が明確なら、もっと視認が
容易になる筈だと思うがな。
空港側もレーダー監視はしてるはずで、双方の機の位置、高度、
速度、方向は分かっていたはずで、レーダーの衝突警報が鳴った
はずだし、衝突の危険がある場合にはもっと強制力のある指示が
出来たはず。
非常に混雑した空港のようだが、多くの航空機を管制するに
十分な要因が手当てされていたのかに大きな疑問符が付く
んだがな。
周辺の飛行機の状態はレーダーですべて把握されており、
衝突経路にある航空機は警報が点くはずなのに、それを監視
する要員が居なかったんだろうかね。
様々な疑問が残る大事故だった。
空中にある航空機同士が衝突するのは非常に稀だ。
空は広いし、飛行機は小さい。
でも、空港周辺は混雑してるから衝突の危険が多くなる。
最低限、同じ高度を飛ばせない管制がなされてればなぁと思う。