三寒四温?
初冬から翌春までの冬の間、気象状態が5~7日ほどの周期で
繰り返し同じように移って行く。
およそ3日間ほど寒い日が続き、その後しばらくの間、比較的
暖かい日が続くという風に。
この現象を古人は「三寒四温」と呼んだが、最近ではこの言葉は
春先にだけ使われるようになったように感じる。
季語的には冬の季語なんだろうけどね。
今の時期に使うと、変な顔されるな。
3厳4寒って方がピッタリくるもんな。
天気図から見てみると、下図のように、大陸から周期的に寒気を
含んだ高気圧が移動して来る。
これは西高東低の冬型配置が終わりそうになっている配置だ。
この場合はオホーツク海の低気圧との間の気圧差は比較的少なく、
弱い冬型になっているので、寒いとはいえ風は緩く、北陸地域も
雪は止んでいる状況だ。

ところが、翌日には高気圧は太平洋へ抜け、後ろに控えていた
低気圧が大きく発達して東へ進んでくる。
低気圧に近い場所では突風などが吹くことがあるが、日本列島の
大部分では南~南西風となって、比較的暖かい日となる。
寒冷前線の西側は大陸の寒気が押してきているから、つかの間
だけどね。

そして、翌日には低気圧は更に発達しながら北進し、大陸からは
次の高気圧が押し出して来ている。
日本列島は寒冷前線の西側に入り寒気団に覆われる上、等圧線が
混みあって、北~北西風が強くなってくる。
日本海側では雪になる可能性が高くなるんだろう。
西高東低の冬型気圧配置への移行期だ。

かくのごとく、高気圧の支配下の3~4日の間、比較的暖かいが、
次の高気圧が大陸に押し出してきて、低気圧が東に去ると、
その後の3~4日間は冬型の配置となって寒くなる。
西風が強く吹くことが多いから、日本海側は雪になる可能性が高い。
そしてまた、1~2日で高気圧が東に移動して来て、初めの天気図
のような気圧配置になるってわけだ。
これを繰り返しながら春に向かってゆく。
これが三寒四温のいわれですな。
その時々の気温は大陸の冷え込み次第だし、列島の日照時間にも
よるが、これから節分までは低下の方向で、2月の半ばが底。
北風の強さは気団間の距離と気圧差によるわけで、天気図上の
等圧線の混み具合が密なほど強い。
まだ1ヶ月半は厳寒期と言えますかな。