
ウクライナ情勢は?(37-1)__占領地のロシア化
ロシアのウクライナ侵攻から間もなく4年を迎える。
前線での戦闘は小康状態のようだが、ロシアはミサイル、
ドローン等の攻撃を継続しており、市街地や電力などの
インフラへの攻撃が止まない。
米国主導の停戦協議はロシアがのらりくらりし続けていて、
一向に進んでいない。
現状、ウクライナ(以下、ウ)の東部は領土の約20%
にあたる4州がロシアにほとんど占領されており、前線
には強固な防衛線が築かれていて、そのロシア側は
ロシアが実効支配している状況。
そんな中、NHKが独自取材を行ない、先日、Nスぺにて
現地の状況が放映された。
ドネツク州都のマリウポリに入り、60ほどの組織・機関
を取材したという。
元々、この地域はロシア人が多く住む地域だったから、
ウ人に対する扱いは話半分に聞くべきかも知れんのだけど、
そこには衝撃の事実が展開されていた。
ロシアは占領した地域はもちろん、東部4州を自国領土と
宣言している。
国際法違反は当然のこととして、主権なんかあったもん
じゃない酷いやり方だ。
で、ロシアは占領地のロシア化を精力的に進めている。
ロシア化の第一歩として、ロシア国内から大量の入植者を
呼び込んで、その地域に定住させている。
その地域の人口の約20%が入植者で占められていたと
いう。
そして、領土にいる人間はすべてロシア国民ということで
まずは国籍を取得させることを進めた。
国籍取得者にはパスポートと言う名目のIDを与えて、
すべての手続きに提示することで、サービスが受けられる
ようになっている。
逆に言うと、これを持たぬ者には何のサービスも受けられ
ないし、小さな違反でも拘束される。
病気になっても医者にもかかれない。
いわば潜伏している無国籍人という感じだな。
そのやり方に反対したり不満を言う者は拘束され、投獄、
時には拷問を受けるなど、人権が蹂躙されるから、ウが
準備する「逃亡プログラム」に乗ってウへ逃げる人も多い。
ロシアの行政機関が設置、展開されており、新しい州知事
が任命され、ロシア化の任に当たっている。
活動は多岐にわたり、言語のロシア語化統一、教育の
ロシア化(先生、教科書はロシアのもの)、子供の兵士化
教育、毎朝のロシア国旗掲揚、国歌斉唱など、文化を
ロシア化することを進めている。
仕事はたくさんあって、アブレることはない。
通貨はルーブルしか通用しない。
経済もロシア本土とほとんど変わらぬ状態になっている。
長くなるので、一度折ります。