ゴルフ考__ゴルフの何が楽しいのん? | 悠釣亭のつぶやき

ゴルフ考__ゴルフの何が楽しいのん?

ゴルフをやらない人にしてみれば、ゴルフなんて単純な
ゲームの何が楽しいのん?ってところだろうね。
ただ単に、ボールを穴に入れるだけで、少ない打数で
入れた方が勝ちってだけでしょと。

遠くまで行って、高い金出して、一日無駄に使って、勝った
負けた、やれベストスコアだ、平均スコアだ、シングルだ
って、はしゃぎ過ぎだろって。


ま、実際にそうなんではあるんだが、ゴルファーからすれば、
これだけ難しく、これだけ考え、打数を減らすのに努力が
必要なゲームは他にないんじゃないか。
時には狂喜し、時には落胆し、いつも少しの残念感があり、
次こそはの挑戦意欲が湧く。
何で、ゴルフがこれだけ人を魅了するのかを考えてみた。

まず、初めてクラブを持った時に感じるのは、何でこんなに
打ちにくい道具でプレーするんだろうってこと。
そして、実際にクラブがちゃんと球に当たらない。
当たっても、方向が違う、飛ばない、曲がる。

練習を重ね、やっと当たるようになってコースデビューすると、
また勝手が大きく違う。
球が芝に浮いてたり沈んでたり、芝の抵抗は季節で違い、
刈り方で違い、生える方向で違う。
何よりも、平らな所で打てることが稀なんだ。

芝に少しずつ慣れてきても、池があり、OBがあり、バンカーが
あり、正常なプレーを邪魔する。
球が飛ばない内は無関係なのに、飛ぶようになると邪魔に
なって来る。
狙ったところにどのくらいの確率で運ぶことが出来るかが
問われる。





ホームコースに通うようになっても、その日の天候、気温、
風、体調が違うし、同じ場所から打てる事は無い。
ティーグラウンドですら、前後左右にセットが変わるし、
落ちた場所が10cm違えば違う打ち方が求められる。

グリーンに至っては、転がり方、芝目、傾斜、湿度などが球の
転がりに微妙に影響する。
穴は球の2.5倍ほどの大きさで、半分掛れば入るから、
3.5倍の大きさと見て良いのだが、たった1m離れた所から
打っても、球の早さ、コース取りによっては入らない時がある。
穴の位置も日によって違うから、球の軌跡も違う。

総じて言えるのは、
次に打つ球をいかに良い場所に置いておくかであろう。
グリーン上では登りは曲がりにくく、下りは曲がりやすいから、
下につけるべきだし、そこへ置けるにはその前の打球が
どこにあるべきかと遡れば、ティーショットはどこに打つべき
かが決まる。

そこへ正しく打てるかは技術次第だし、距離が飛ばないと、
また、飛びすぎると、そして横に曲がると、みすみす1打が
追加となる。

ミスをリカバーしようとして力んで、更にミスを重ねる。


英国人が考え出したゴルフという競技、すべてにおいて
減点ゲームで、人を苛立たせる意地悪満載だ。
コース設計者もそれを楽しんでる。

一方で、プレーヤーは、それを如何に搔い潜るかを競い、
技術を磨き、戦略を練る。
意地悪ゲームを如何に克服するかという知的ゲームでも
あるし、人生の縮図と言えなくもない。
上手く行かないから、今度こそはと気分が盛り上がるん
だが、大抵は返り討ちに合うことになる。
苦しみをまた楽しみたい、少しの可能性を追求したいのが
人間なのだ (^-^)