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ハリス旋風は吹くか？２０２４米国大統領選挙
米国大統領選において、バイデン氏が撤退を表明し、後任の
候補者は副大統領のハリス氏にほぼ決まりの状況だ。
間もなく正式に指名されるんだろう。
既に選挙キャンペーンが行われている。
で、選挙戦の行方がどう転んで行くのかが最大関心事なんだが、
何だか最近の世論はハリス氏の方に風が吹いているような感じに
なってるように見えるんだが・・・。
はじめのうちはご祝儀相場ってな感じで、一過性の判官贔屓かな
ってな感じだったが、時がたつにつれて状況が変化している。
ハリス氏に有利な方向へ。
銃撃事件で一気に傾くかと思われた勢いはすっかり吹っ飛んだ
感じだな。
大統領選におけるキーポイントは、激戦州を制せるか、浮動票を
取り込めるかなんだが、最近の世論調査は少しずつハリス氏側に
傾きつつあるんだな。
バイデン氏の頃には激戦州７州の内、獲れそうなのが地元を
含む２州、半々なのが１～２州、危ういのが４～５州という
状況だったが、直近では、３州は獲りそう、２～３州は拮抗、
トランプ氏が獲れそうなのは１～２州なんて予想が出るくらい。
浮遊層も、エロ老人対ボケ老人かを選ぶのはどうも？と思ってた
人達が、かなりハリス氏支持に流れてるようだ。
ハリス氏は実績は少ないが、真っ当な人だし、マイノリティーの
血が流れてるし、品格も良さそうな感じがするしな、少なくとも
トランプ氏よりは。
特に、黒人票や女性票が流れるのは当然かもしれないし、若者達も
政治の刷新を求めているからな。
面白い構図も取り沙汰されてる。
ハリス氏は西海岸で司法長官をしていた人、に対して、トランプ
氏は重罪人容疑者。
どっちが勝つかは正義が決めるってか。
トランプ氏が選んだ副大統領候補ヴァンス氏がこれまた
トランプ氏のクローンみたいな人だし、似たもの同士の悪たれ
候補だからねぇ。
一方のハリス氏の選んだのが激戦州ミネソタのウォルズ知事。
教師、アメフトのコーチ、州兵という経歴は絵に描いたような
中西部の古き良きアメリカ人。
温和な立ち居振る舞いもヴァンス氏と真逆だ。
来月以降になれば何度かのディベイトが行われるんだろう。
トランプ氏は実績を強調し、不法移民問題や人工妊娠中絶問題
について吠えるだろうし、カマラ氏は社会福祉や物価安定、
自由と正義の擁護、暴力の排除を訴えるだろう。
経済問題や安全保障問題（ウクライナ支援、ガザ紛争）も大きな
争点になりそうだ。
議論の行方によっては一発逆転が大いにあり得るし、それが
直接選挙のダイナミズムなんだろう。
判事として容疑者たちと渡り合ってきたハリス氏が、品は無いが
既存権力打破を訴えるトランプ氏とどこまで渡り合えるかを
米国民が固唾を飲んで見守る、大統領選の山場が間もなく到来
する。