花旅人2024_11__蓮（ハス）

近くに蓮の花が咲いてキレイな場所があるというので行ってみる
ことにした。
暑い最中なので、朝早目に出掛けて、気温が上がる前に帰って
来るということにして、開園時到着の行程とした。


場所は田舎の鄙びた場所で、ナビも狭い道として遠回りを指示
してくるようなところ。
近くには高速道路があって、その道路わきの狭い道をたどる。
役所の管理なためか、入場料は無料。

広々とした敷地には池があり、芝の広い遊戯場もあり、少し
登れば山の方から全体の景色や草原も楽しめるようだ。
所々に四阿なども配置されており、弁当持ちでハイキングがてら
来ても良い場所だが、今の時期はねぇ。

で、目的の蓮池なんだけど、これも広いなぁ。
テニスコートで言えば、４～５面分ほどになるだろうか。
大きなハスの葉が池全体を埋め尽くしている。

花はちょうど見頃で、大きく豪華で、かつ気品のある花がワンサと
咲き誇っている。
まだ蕾の状態なのが半分以上はあるから、これから暫くの間、
楽しめそうだな。

池には縦横に木道が設置されていて、これを渡りながら、蓮の
花々を間近に鑑賞できる。
所々に広い場所が設置されていて、写真撮影者への配慮も
行き届いている。

池を覗き込むと、メダカの大群が散開するし、もう少し大きな魚も
チラホラ見える。
オニヤンマも飛んできた↓↓

蓮の花も日当たりの良し悪しで開花の時期が大分違うようだ。
北向きの半日陰の場所では、花はまだ咲き始めたばかりで、
破裂しそうな大きな蕾がツンツンと天に向かって伸びているから、
間もなく満開になるんだろう。

池の端の方は蓮が疎らになっていて、開いた空間には他に
睡蓮が植わっている。
大きなハスの花を見た後では、いかにも可憐で弱々し気に
見えるが、睡蓮も満開の時期なんだな。

ガマの草地も広がってる。
ガマの穂を見たのは何年振りかなぁ。
キリタンポの如き、ホットドッグの如き、茶色の穂が林立してる。
触っちゃいけないんだろうけど、これって、衝撃を与えると、
ヴワッーって綿毛を散らすんだよな、やってみたい衝動に駆られる
けど、かろうじて自制。

小一時間蓮池を鑑賞したが、日射がどんどん強くなり、湿度も
異常に高くって、日傘挿しててももう限界。
野生なら、蓮の葉を切り取って帽子にもできようが、観光地ではね。
満開の蓮の花々を名残りながら、車に戻った。

蓮って、根っ子はレンコンだよね。
ここは元々はレンコン畑だったのかしらね。
レンコンはそれなりに美味しいけれど、蓮の花の見事さはまた
格別だな。
近いうちにここに座る事になるのかな(^-^；)