花旅人2024‗8 | 悠釣亭のつぶやき

花旅人2024‗8

春の花々はほぼ一巡した感じだが、野中や庭々にはまだまだ
花は多い。
一方で、気温の上昇が進んできて、初夏を代表する花々も
あちこちで咲き始めた。


これは春先を代表する牡丹に続いて咲いた芍薬。
立ち姿が愛でられるんだが、ウチのはちょっと小振りな株。
赤花と白花があるんだが、今年の白花は小さなのが一輪
咲いただけだった。
赤花はいつも通りの元気さ。





オダマキもシッカリ咲きだしたな。
他ではあまり見かけない黄色に赤の斑入り。
暴れるほどに大きくなった株を少し整理した結果、この株が
一番大きな株になったが、日当たりがイマイチで背丈ばかり
大きくなって、高い場所に数輪。
もう少し環境の良い場所に移すことも可能だが、また暴れる
だろうからなぁ。





唱歌「夏は来ぬ」の冒頭に登場するこの花は咲き始めは
真っ白に輝くが、時間とともに赤みがさしてきて、仄かに香る。
これも成長力が強くて、昨年冬に丈を半分に強剪定したんだが、
今年はもう元の大きさになっている。
新枝には花が着かない筈なんだが、ビッシリと咲いたな。





タチアオイも花を付け始めた。
あちこちで見かけるのは白花、赤花、ピンク花など、1色の
花が天に向かって一列に、下から咲きだす。
天辺まで咲けば梅雨が明けると言われているくらいに花期が
長いので、鑑賞用に植える人が多い。
これは農道わきに植わったもので、割と小振りだが、紫に濃紫
の彩のある珍しい花が咲いているウスベニアオイ。





何の変哲もないこの花は秋になれば真っ赤な実をたわわに
実らせるピラカンサ。
木に強い棘があるので、剪定さえもが要注意なんだが、この
時期に新しい枝を盛んに茂らせるとともに、蜜に小さな花を
付ける。
暴れる、暴れる、毎年強剪定してるんだがなぁ。





これに至っては最早雑草の類だな。
株自体がどんどん大きくなるし、実らしい実は付かないのに
近所に飛んでどんどん増える。
何度か株全体を掘り起こして処分してるが、数年でまた増えて
元の大きさ以上に増殖するイモカタバミ。
花自体は愛らしいものなんだが。






初夏の花々はどれも元気だなぁ。
気温が高く日射が強い中でも盛んに咲くんだから、木自体が
強くなきゃ難しい訳だ。
初春の花々は今は葉を茂らせて、根に養分を蓄える時期に
なってるし、福寿草などは早々と夏越しの準備に入ってる。