イチゴを楽しむ | 悠釣亭のつぶやき

イチゴを楽しむ

今が旬の果物の一つにイチゴがある。
北関東はイチゴの一大産地で、最近は特に色々な品種が
出回っていて、それぞれの苗がホームセンターで売られている。


ワシがイチゴ作りを思い立ったのは数年前の事だと思う。
当時流行りだった、トチオトメと女峰の苗を一株ずつ買って
植えたのが始まり。

初年には数個のイチゴが出来たけど、ま、自分でも作れる
もんだなってな程度だった。
株数が少ないと採れるイチゴの数も少ないのは当然の話。


で、その後、株を増やし始めた。
イチゴはこの季節、実が生るとともに、ランナーを伸ばして
その先に新たな芽を育むんだな。




それを鉢に取って育てると、また新たな株になるし、翌年には
実が生るって寸法だ。
ちゃんと育たないままに枯れるのもあって、あれこれ試行錯誤
しながら増やしてきて、今は8株になった。
これ以上増やすのは場所を取るし、管理が大変なんだが、毎日
「食べた」って気になるにはあと数株は必要なのかな。


で、今その株にそれぞれ数個の実が生り始めた。
上手い事できていて、実は一気に同じタイミングでは生らずに、
微妙に時期を分けて段々に大きくなる。
そこそこ大きくなると赤く色づいて食べ頃のサインが出る。




それを摘んで食べることになるんだが、たった8株では1日に
数個がやっとこさなんだな。
今年は、全数で30個が目標なんだが、もう少しあるかな。
形もいかにもイチゴってのから、いびつに変形したものもあって
これぞ家庭菜園製ってな感じ。





甘味と酸味はとてもバランスが良く、今風の甘さの強いイチゴ
というより、なんとなくノスタルジーを感じる甘さで、楽しめる。
完熟度が増すほど甘味が強いから、どこまで待つかがミソ。

待ちすぎると、鳥に先に食べられてしまう。
こないだも、良く熟したのをガリっとひと嚙みされてしまった。
その残り部分の甘い事、ニャロメェー。


イチゴは今は真冬でもハウス物が出回っている。
殆んど石油製品と言ってよいほどで、2重のビニールハウス
の中で、春先の温度で作られている。
クリスマスにイチゴショートが食べられるという事になる。
でも、やはり旬のイチゴは味に深みがあるし、新鮮そのものだ。
あと数週間は楽しめそうだな。