花旅人2024_1 | 悠釣亭のつぶやき

花旅人2024_1

春爛漫、真っ盛り。
時に暖かく、時に冷えながら、春が進んで行く。
絶好の花日和になった日に、そろそろ見頃かなと花散歩に出た。
家のご近所を歩きだけで回る、花の巡礼とでも言おうか。


真っ先に行くのがこの老木。
いつもはソメイヨシノが咲いた後、何日かして真っ盛りになる
んだが、今年は早く、ほとんど同時期だな。
昨年、天辺の枝が少し弱ったためか、切り取ってしまったので、
丈が少し低くなったようだが、十分に立派である。
老人ホームの枝垂れ桜。





そこから1,000歩ほど歩を進めて、幼稚園に向かう。
これも毎年豪華な花を噴き上げる。
樹冠が30mもあろうかという大木だけど、樹齢はそんなには
行ってないと思う。
昔には気付かなかったんだから、少なくともワシよりは若い
はずだな。かな?




そこからぐるりと歩を巡らして、幼稚園の裏口の方に廻る。
ここは家が立て込んで、日当たりはそこそこなので、花着きは
正門側ほどではない。
だが、樹の数が多いので、結構見栄える。
高さも正門側と変わらないから、同じくらいの樹齢かな。





そこから更に1,000歩を進めると、この木が見えてくる。
農家の庭に植わった桜なんだが、塀の隙間から遠くに見る
事が出来る。
この木は若いけど、豪華さはこの辺りでは一番だな。
さすがに農家だけあって、肥しも行き届いてるんだろうか。
これで樹高があと1.5倍にもなれば人気スポットになるだろう。
花着きもミッシリと豊富で、色合いも好ましく、超大型噴水が如く
である。





最後に向かうのは2,000歩先のこの桜並木。
道路沿いに数10本が並木になっているんだが、日当たりは
良いが土質がイマイチのようで、花着きが疎らになってるな。
それでも、数100mに及ぶ並木は十分に豪華である。




端まで行って振り返れば、樹によって花着きがマチマチなのが
わかる。
日当たりと風通しと土質のせいだろうけど、咲き始めの時期も
微妙に異なっているようだ。
植物達は環境に敏感だな。





今年は例年より少し遅いが、また桜の季節が到来した。
昨年は近隣の桜の名所を巡ったんだが、今年は色々と
やるべき事が多くて遠くへ行く気がしないんだけど、桜を
見ずして夏を迎えるわけにも行かないしな。
散歩を兼ねた、「ご近所、桜巡り」の旅をして、桜を堪能し、
大満足であった。