
ギックリ腰と対策(6)
Ⅴ.発症対策編
さて、ギックリ腰は予防体操や筋力強化を継続的に行っていれば、
まず発症することは無いです。
また、ほとんどの場合、予兆があるので、対応が可能です。
発症する可能性の高い時期には特に予兆に注意すれば、すぐに
対応が出来て、発症を抑えることが出来ます。
ギックリ腰を積極的に無くしたいと思っている方は、最後の発症
から、3年ほどの間は特段の注意が必要ですが、体操を続け、
筋力を強化してれば、それ以降はまず発症することは無いです。
また、Ⅰ.日常生活編で述べたような事に注意しながら、普段の
生活を送ってれば、まず発症しないでしょう。
で、本稿では予兆が出た時の対策を述べます。
一つは体操の強化。
もう一つは腰の保温と異常姿勢抑制。
です。
体操については前に述べましたが、痛みがある時は前半部分の
ストレッチ体操だけを行ないます。
これを気持ちが良くなる範囲でやります。
毎日やっても問題ないですから、積極的にやりましょう。
痛みがある時に脊椎に負荷を掛けるのは禁物なので、後半部分は
やめましょう。
腰回りの保温は発症対策の重点項目です。
日頃から腹巻などをしてる方もいますが、効果があるでしょう。
ここでは、異常姿勢抑制の効果もある「晒しの腹帯(さらしのふくたい)」
をお勧めします。
晒し布という、木綿の白布があります。
これを1反(約9m)買ってきて(1,500円ほどかな)、長手方向
真ん中で切断して二つにします。
これを幅方向に二つ折りにします。
そして、端からクルクルと丸めてトイレットぺーパーのようなロール
にします。
これを腹巻のように腰回りに巻きます。
硬く巻く必要はなく、キッチリと緩過ぎぬように巻けば十分です。
下着の上からでも良いんですが、ズレやすいし、用を足すとき面倒
なので、肌に直接巻く方が、後々気楽です。
範囲の目安は臍から局部の少し上まで、腰のクビレの少し下です。
胴体は円柱ではないので、ズレてきますが、途中で裏に折り返して
なるべく均一になるように巻き、最後の端を折り返して下に入れ、
解けないようにすれば完成です。
晒しの腹帯は保温効果抜群な上、汗を吸収し、汗冷えを防ぎます。
コルセットのようにギチギチに制限するのは筋力を却って低下
させるが、晒し腹帯は適度なコルセット効果があるのに、極度な
制限が無いのが良いのです。
1反から2個とれるので、片方が汚れたら洗濯する間、他方を
使う訳です。
冬場にはこの腹帯の上から、腰にホッカイロを付けると更に
保温効果が高まります。
晒しの腹帯は、万一、ギックリ腰を発症した場合にも有効に使え
ますので、平時もすぐに取り出せる場所にしまって置きましょう。
初めの数年間は予兆が無くても要注意期間(5月末~7月始め、
10月末~12月始め)には付けるという習慣にしても良いくらい。
夏期でも、それほど暑くはなりませんよ。
体型を気にする人も居ますが、ほんの数mmほど膨れる程度です。
体型よりも、ギックリ腰の方が100倍も嫌でしょうよ。
そして、これが必須になる期間は短期間ですから。
温泉は身体の芯から温まるので、効果があります。
家庭のお風呂もぬるめ~普通の温度で、いつもより温める気持ち
で、少し長めに入ると良いです。
出た後の保温には特に注意し、腰回りが冷えないようにしましょう。