野生動物の出没 | 悠釣亭のつぶやき

野生動物の出没

今年は熊の目撃情報が例年に比べて大変多いという。
襲われて怪我したり亡くなったりした人も出ている。
夏の暑さで、山の木の実などの食糧が不足しているのが原因
とも言われている。
ワシの散歩道には例年通りドングリが生ってるんだがなぁ。


熊などの野生動物は人間が多い場所には普通は近付かない。
しかし、最近の林業などの衰退や高齢化によって、里山の
手入れが不十分で、境界が不明確になっている上に、餌が
少ないとなれば、山に近い畑や住宅の食べ物の臭いに引かれて
山を下りてくるんだろう。

熊やイノシシは山の深い所に居るのが普通だが、最近は慣れて
しまったのか、結構、里に近い場所でも生息しているという。
隠れ場所が増えたし、駆除する人が減ったのが大きいんだな。


住宅地の中の方まで入って来るのは驚きだが、川伝いだったり、
家並に沿って降りてきて迷ったりと、方向を失う動物が増えた
結果と思われる。

そして、騒ぎになって人が増えれば、動物の方も動転するから、
逃げるべき方向を見失ってしまうんだろう。
たまたま居合わせて、鉢合わせでもすれば、動物も自衛のため
攻撃してしまうという事なんだろう。


先日、日光の方へ行ったが、まだ山に入らない場所で、大きな
鹿を目撃した。
雌鹿だったが、車に驚くでもなくこちらを見てるから、近づくと
サッと身をひるがえして道路わきの茂みに入っていった。
見えたのは一頭だったが、林の中には群れが居たかもしれない。

猿の群れも見たな。
日光には猿が多いし、昔から土産物店などが荒らされて、
被害を被っているというが、猿の場合は余程の事がない限り
襲われることは少ないな。
これも慣れたもので、クラクションを鳴らすまで、逃げようとも
しなかったな。


ま、都会の真ん中なら滅多に熊やイノシシは来ないけど、山と
隣接している場所だと、出没の恐れはある。
犬が居れば近付かないから、それも必要かも。
良く山に入る人は、大きな音や蚊取り線香で熊が逃げるという。
人間の音や刺激臭も野生動物の嫌うところなんだろう。

ま、滅多なことは無いと思いますが、山の近くにお住いの方、
山登りをする方などは十分ご注意方。
食品廃棄物などを外に置かない事も必要ですな。