植物の体内時計 | 悠釣亭のつぶやき

植物の体内時計

生物には体内時計っていうものがあって、一日のリズムを
調整してるという。
植物だって、朝花が開いて夕方には閉じるってなものはあるし、
季節の移り変わりにはとても敏感だ。

植物の場合、日照や温度だけが細胞の生育の程度を決め
ているようなところもあるようだし、体内時計があるのかどうか
は良く分からない。


曼殊沙華が彼岸花というが如く、実にキチンとお彼岸に咲くのは
何でなんだ?
日照時間が夜昼同じになるのを感じているという説もあるが、
日陰にあっても彼岸にキチンと咲くな。
気温依存だと、年によって大きく異なるから、絶対そうは行か
ないんだろう。

植物によっては狂い咲きがしばしば見られる。
時折、桜がこの時期に咲くのはよく知られている所。
全部の桜がそうなのではなく、咲く奴は毎年咲くようなのもある。

ウチの藤の花は超早く咲いたり、一度咲いた後、暫く後に
もう一度咲くことがよくあるな。
もう花が枯れたんやから、もう一度咲かなくても良いって、
いつも思う。


さて、本題だが、こないだ、こんなのを見ました。
タカサゴユリの群落が放置されていて、種の鞘が林立する中、
何と、今頃になって、普通に開花してるのがあった。
ま、夏に異変があって種を育てられなかった場合に備えて、
時期遅れで咲いたって事かも知れんけど、この時期じゃもう
種を結ぶことは難しんじゃね。




ウチの庭の片隅に水仙の芽が出てる。
どしたんだろ、格別日当たりが良い場所じゃないのになぁ。
おいっ、今から育ったらどうなるか分かってるんかい!
これから零下の冬が来るんだぜ。
まさか真冬に花は咲けんだろに。

この場所にある全部の球根から発芽してる訳じゃなく、極く
一部からの発芽だから、全滅はせんのやろけど、困ったちゃん
ですなぁ。
ビニールトンネルも考えんではないが、それをやったらキット
他のも発芽して来るやろし、どうしますかね???




植物はチャンと育つ時期にチャンと育って欲しいもんです。
気温依存だと、異常気象時には間違って発芽したり開花したり
してまうんやから、出来れば日照時間依存になって欲しい
もんですな。

さぁて、冬支度、冬支度。