カウボーイハット | 悠釣亭のつぶやき

カウボーイハット

エンジェルスの大谷翔平選手がホームランを打ってベンチに
戻ってくると、チームメイトが祝福のためにカウボーイハットを
被せて、全員でハイタッチする光景が有名になってる。




背が高く、小顔だから、良く似合うと思う。
本人が意識してるかどうかは別としても、あの帽子は少し
大きすぎて、阿弥陀に被らないと顔が隠れてしまうんだな。
阿弥陀に被ることで、顔も良く見えるからオッケーなんだけど。


今や、大昔の事になるが、ワシもカウボーイハットを被って
みたいと思ったことがあった。
オクラホマに滞在してた時、当時は今よりもっと銃規制なんかも
緩くて、ホントにローハイドのフェイバーさんと同んなじ格好した
人達が街を歩いてたもんだ。

ローハイドにガンベルト、ネルの長袖シャツにキツメのチョッキで
カウボーイハット。
西部劇そのまんまやんか。
ほんで以て、その帽子の格好の良い事!。


オクラホマに居たという記念の意味もあるし、日本で被ってたら
結構受けるかもってな気持ちだったのかな。
帽子屋に行って物色した。
とにかく、どれもブカブカなんだな。
米国人は頭が大きいんかいなと思たもんだ。
テンギャロンハットと言うくらいだから、大きいのが特徴と言えば
そうなのかも知れんな。

ようやく小さめのが見つかって、鏡で確認した。
ゲーっ!が第一印象。
帽子に被られてるんだわ。
おっきな帽子の下に、まん丸顔の下半分が覗いてるだけって、
あまりの格好悪さに下向いてしもたわ。

よく考えてみると、日本人の顔は丸顔が主で、どちらかと言うと
前後と横幅があまり変わらないんだな。
欧米人の顔は彫りが深くて馬面が多い上、前後が大きく幅が狭い
作りになってるんだわ。

んで、あれを被ると、長い顔の2/3程が下に出る訳ですわ。
前から見ても、帽子の幅に対して、顔の幅が適度な比率になる
訳ですわ。

比較してワシが被ると、丸い顔の半分しか下に出ないうえに、
帽子の幅に比して顔の幅がデカすぎるって事になります。
そんな帽子が似合うはずもありませんな。
まさに、これぞ格好悪いって典型ですがな。


で、ワシがたどり着いた結論。
日本人に合う帽子はキャップが一番。
人によってはバケットやチロルが合う人もいる。
なるべくならキャップ部分の深さが浅いものがおすすめかな。
ハンティングキャップ(ハンチング)は合うかもしれない。
ボルサリーノなんてのが買える人は被りゃエエけど、馬面の人
しか似合いませんって。


オータニサーンがホームランを打つたびに南部アメリカの景色が
蘇りますな。
さすがに、もうカウボーイは歩いとらんだろうけど、埃っぽく赤い
大地の地平線に太陽が沈んでゆく景色をもう一度見てみたい。