オリンピックには魔物が | 悠釣亭のつぶやき

オリンピックには魔物が

ソチオリンピックでは熱戦が繰り広げられている。
言い古された言葉かもしれないが、確かに、「オリンピック
には魔物が住んでいる」ようだ。
実力があり、もっと活躍できるはずという選手が意外な
結果に泣く事も多々ある。



思うに、一瞬の技術を競ったり、その日の調子が大きく影響
したりするスポーツにおいて、4年に1度のオリンピックで
最高の技能を発揮するって、非常に非常に大変な事だと思う。


そういう意味で、日本代表の選手達は最大限の努力を注いで
いるし、大いに頑張っていると思う。
ま、成績はともかく、すばらしいパフォーマンスには心からの
声援を送りたい。
まだ数日しか経ってないのに、早くも寝不足になってるワシの
方が情けない。



ところで、鳴り物入りで乗り込んだ選手達であるが、なかなか
良い成績が残せないのは何故なんだろうか。
試合条件は皆同じな筈なのに。


ま、地球の裏側から駆けつける選手には時差のハンディーは
大いにありそうだ。
前日か2日前に現地入りしてすぐに、過酷な競技で成績を
残せって言っても、体内時計が言う事聞かんやろが。
聞くところでは、エコノミークラスの席で参加するようだけど、
せめてビジネスクラスでシッカリ寝て行けるようにはならん
のかね。



もう一つには、選手の年齢層が結構高いねぇ。
若手の有力者と言えば、羽生君、高梨さん、平野君くらいの
もんで、上村さんは34歳だし、葛西さんの如く41歳の人
さえ居るんだからね。


別に、高年齢だからイカンと言ってるのではないし、国内
選考で良い成績を残してるし、日本選手の中では好成績
だから、異論は無いんだけど、選手代表とかチームリーダー
だとか、試合以外の責任が重いのは問題なのかも知れんと
思うんだ。


そうでなくとも、「国旗を背負う」と言うような極大の
プレッシャーを感じている上に、更に、お前の頑張りが
期待されてるって、重圧をかける必要は無かろう。


また、これが最後って、背水の陣で自分を追い込むのは
パフォーマンスにとって、果たして良い方に出るのかな。
若い人の場合は、国旗を背負うと言う意識は低いだろうし、
失うものは少ないし、当たって砕ければよいし、ダメでも
次回があると思えるから、プレッシャーは少しは軽い筈だな。



あれこれ考えるに、日本が更なる好成績を上げるには、
やはり、若手の育成がもっと行われなきゃならんのでは
ないのかな。
高年齢の人達が好成績を上げている間はオリンピックの
ような厳しい環境で日本人が好成績を収めると言うのは
かなり難しいと感じる。


次々と若手が先輩達に追いつき追い越すような環境が出来
ないと、競技人口も増えないし、選手層も厚くならない
ように感じる。
葛西さんのレジェンドや上村さんの頑張りの陰には想像を
絶する努力があるのであろう。
しかし、その人達にいつまでも頼らなきゃならないところが
日本の弱点とも言えそうだ。




そういう目で競技を見ると、やはり若い選手達の活躍が
目立つ。
15歳や17歳の選手が円熟した選手達に混じって活躍
するのを見ると、たとえ負けても、また次のオリンピック
ではもっと活躍するんだろうなって、思うもの。


6年後には東京五輪がある。
10~15歳くらいの多くの選手を強化して、その中から
異才を見出す努力が今以上に必要だなと感じた。



ソチ五輪、まだまだ競技が続く。
時差も無くなって来るだろうし、雰囲気にも慣れてきたろう。
持てる力を存分に発揮して、悔いの無い試合をして欲しいと
切に願って、昼寝して応援する事にする。