アメリカ発の混迷(その2) | 悠釣亭のつぶやき

アメリカ発の混迷(その2)

金融安定化法が下院で修正可決された。

上院での可決、下院への更なる修正を加えての再上程の結果。

何とか門口にたどり着いたと言う感じである。

これで、債務保証額3,000億ドル+不良債権買取資金

7,000億ドルの上限値が一応設定された訳である。

私の感じとしては、序幕が暗転し、休憩が終わって、やっと

第1幕の幕開けと言う風に感じる。


さて、最終的に一体どれくらいの焦げ付き額になるのだろうか?

そして、どれだけ安く買い支える事が可能なのかしら?

経済の下降、雇用不安、原材料・エネルギー・食料の高騰、

そうでなくても低い貯蓄率。

その上で、新しいローンを組んでまで家を買おうとする人が

いる訳がなく、不動産価格が上昇に転じるとは到底思えない。

下げ止まると考える事すら、楽観的に過ぎると思う。

膨らんでゆく焦げ付きを騙し騙し処理してゆく地道な作業を

はじめることになるのでしょう。

その間にも、破綻する不動産、証券、金融機関の発生は

無くならないでしょうね。

何かのきっかけで、経済が上向く兆しが出ること以外に答えが

無いと思われるが、世界的な停滞がある上、心理的にもこれだけ

冷え込んでいると難しいでしょうねぇ。

結局、暫く時間がかかると言う事でしょうねぇ。


ヨーロッパでは直接的な影響が出始めている。

ヒポの救済がうまくゆかないと、連鎖する可能性を秘めている

と思う。

中国、韓国、日本のように製造と輸出で稼いできた国々は皆、

下方修正せざるを得ない。

傷が浅いのは資源、食料を持つ国だけと言う事。

一番手ひどい打撃を受けるのが、持たざる国、後進国という

事になる。


日本は債権購入額が比較的少なかったと言う事で、救済側に

回っているが、さすがに優良企業は余剰資金が結構あるもん

ですねぇと感心する。

今後の本業の成り行きを心配する必要も少なく、今回の支援が

投資として、大きなリターンを呼ぶという読みなんでしょう。

世界の金融界の勢力図がこれを機会に、かなり変わってくる

ように思う。


結局は、地道に本業をやって来た者が最後に笑うと言うのが

どこの世界にも通用する真理ということかなぁ。