無頼の女房。2回目 | ゆかりのブログ。

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舞台の感想や日々のこと。
備忘録。

 
 
 
東京公演の千秋楽を観に行きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※以下、内容触れます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回は舞台が全体的に見える席。
 
感想ブログを一度書いたけど、「全然違ったなぁ💦」って思うところが多々あって恥ずかしくなってしまったネガティブ
 
1回目観た後に、youtubeでキャストさんたちの対談の動画を一気に観たんだけど、なるほどなと思ったことがたくさん。
 
特にそう思ったのが、谷先生役の久保酎吉さんと芝山先生役の剣持さんの対談。
 
あの舞台上での切り取った時間枠で見たら、戦争の影を濃く引きずってるのは五助さんだけのように見えるけど、他のみんなも全員戦火の中を生き抜いてきたんだよなと思ったり。
 
そう思うと、芝山先生の「アル中です」っていう言葉もなんだか深いし、谷先生の指針みたいなのも見えるような気がして。
 
谷先生が五助さんの原稿読むところ。
 
「これは眼鏡が必要だ。また別の日に」って返すけど、谷先生はちゃんと読めてたんじゃないかと思う。
 
それを読んでいたたまれなくなったんじゃないかと。
 
それと、気になるのはやっぱり太郎さん。
 
前回、私は全部嘘なんじゃないかと思ったけど。
 
ほんとは赤の他人なのに遠縁のフリして先生に助けてもらったんじゃないかとか。
 
でも違ったね💦
 
「お妾さん」って言ってたから。
 
本物の坂口安吾の家は富豪だったそうなので(安吾さんが生まれた頃に傾いてきたそう)、そこもモデルになってるなら、先生の父親にお妾さんがいてもおかしくない。
 
太郎さんの「生まれてくるだけでいいじゃないですか」っていうセリフも、込めた想いがありそう。
 
それが一般的なことなのか、自分に擬えているのかは分からないけど。
 
太郎さん、ところどころ真剣な顔でジッと見てるのも気になった。
 
特に五助さんがいる時。
 
太郎さんが謎すぎる。難しい。
 
「本当のことは言わないようにしている」っていうセリフとか。
 
平井さんたちが話してた「徴兵逃れのためにバカのフリしてたら引っ込みがつかなくなったらしい」っていうのとか。
 
太郎さん自身も「僕は卑怯なんです」って言ってたし。
 
バカのフリ(かも)+本当のことは言わない+卑怯で、私は全部嘘なんじゃないかと思ったわけなんだけども。
 
妾の子+バカ(のフリをしてるかも)は、本家本妻の子に庇護されるのは当然の権利だってこと?
 
いや、太郎さんはそんなこと考えなさそうだもんな。
 
太郎さんのことを先生が「天使」って思う理由はなんだろう?
 
純粋だから?
 
いや、そんな単純なことではないような気がする。
 
太郎さんの過去&真実が気になるー!
 
塚原先生と浜谷さんに質問すればよかったな。
(終演後の面会の時はいつもアワアワしてて質問が頭に浮かばないやつ)
 
太郎さん、かわいかったです。
 
「お花が変です。お花が挙動不審です」のところ、今日正面から見たら、思ってた以上に浜谷さんがかわいい顔してたにっこり
 
お花のことで太郎さんが泣きだす→やす代さんが太郎さんの肩をさすってなぐさめるっていう流れもかわいくて好きです。
 
あと、やす代さんが泣いた時も、太郎さんが手ぬぐいを差し出す→やす代さん戸惑う→太郎さん手ぬぐいを引っ込めようとする→やす代さん手ぬぐいの端っこで涙を拭って「泣いてたなんて言わないでくださいね」→太郎さん「はい」っていうところも。
 
太郎さんは誰にでも優しいんだな。
 
なんかほんと、今回はキャストさんみんな表情と動きがとてもよかったなぁと思って。
 
やす代さんのおめでたを太郎さんが先に先生に言っちゃったあと。
 
編集者さんたちが帰るときに平井さんが太郎さんのこと睨みつけてたり。
 
知束さんの竹原さんがいちばん表情豊かにっこり
(編集者としていちばん後輩なのかしら)
 
知束さんと聡さんの困った顔、正和さんの驚いた顔が大好物だと気付いた(笑)。
 
編集者トリオよかったです。
 
女性陣の言動にアワアワしてる感じも。
 
多喜子さんも正面からみたら思ってた以上にピョンピョンしてた。
 
先生と豊臣さんに詰められる五助さんの困惑っぷりもかわいらしい。
 
花江さんもね、好きなんですよ。キリッとしてて。
 
あと石原くん。
 
石原くんかわいい。
 
今日正面の席で観たら、石原くんの声の通りがとても良い。
 
先日のアフトで「落語家になりたいと思ってた時期がある」とお話しされてたけど、ほんと声が良い。
 
先生も編集者さんたちや石原くんには傍若無人なのに、やす代さんがちょっと怒るとオドオドしてやす代さんの動きを目で追ったりして。
 
多喜子さん、花江さんにあれこれ言われて『ぐぬぬ』ってなってるのもかわいい(笑)。
 
豊臣さんもニヒルな感じでいるようで、ところどころ真顔でスッとなるところ。
 
「生まれてきてごめんなさいという気持ちになる」っていうセリフは『人間失格』に繋がっていくような感じもするし。
 
豊臣さんと花江さんには、もしかしたら葉蔵とヨシ子がちょっと反映されているのかも…と今思いついた。
 
待て待て、そうなったら先生と太郎さん、先生とやす代さんもそうか。
 
???
 
表面上に受け取ってもおもしろいけど、なんだか深読みしたくなるような作品。
 
何度も書くけど、特に太郎さんね!
 
 
 
 
 
終演後、ゴツプロメンバーとお話しできてよかった。
 
土屋さんともお話しできたの嬉しかったな。
 
年末からずっと歴代のテニミュのDVD借りて観てるだけど、土屋さんは初代の大石先輩。
 
そのDVD観た後ぐらいにゴツプロ参加知って、「おおお!!」ってなったからにっこり
 
土屋さん優しかったです。
 
かんのさんともちょっとお話しできて嬉しかった。
 
石原くん役の前田くんは普段は関西弁なのかわいかったニコニコ
 
またみんなゴツプロ出てほしい。
 
制作の遠藤さんともお話しできたし。
 
また12月、楽しみだなーニコニコ