昨日はスーパー歌舞伎。
團子ちゃん、体調回復したみたいでよかった
大和の国の皇子 小碓命は、双子の兄 大碓命の謀反をいさめようとして誤って殺してしまい、父帝の怒りを買って大和に従わない熊襲の征伐にたった一人で向かわされます。
小碓命は父の許しを得たい一心で、見事に熊襲兄弟を討ち果たし、ヤマトタケルと名乗ることとなります。
しかし、父帝の怒りは治まらず、新たな戦の命を下されたタケルには次々と試練が訪れます。
それでも、父とまだ見ぬ息子ワカタケルに会うために、タケルは故郷を目指すのですが…。
※以下内容触れます。
今回は一番前の桟敷席。
上手側がちょっと見切れるなぁ💦
朝議に出てこない大雄命に明日は出てくるよう父親の帝からの命令を伝えにいく小雄命。
大雄命(兄)、小雄命(弟)→隼人くん
兄橘姫(姉/大雄命の妻)、弟橘姫(妹)→米吉くん
ここでの隼人くんと米吉くんの早変わりがすごかった。
大雄命と小雄命が話す時、大雄命が「こっちにくるな、そこで聞け」って言ったのはちょっと笑ってしまった。
大雄命が謀反の話をして、小雄命は帝に報告すると言う。
そしてもみ合いになって、大雄命を刺してしまう。
帝は激怒。
小雄命は熊襲征伐に向かうことに。
ここで皇后が笑ったのが怖かった💦
ゾッとしちゃったよ。
↑皇后は帝の後妻で兄弟の母親ではない。皇后は自分の息子を次の帝にするために、大雄命と小雄命の兄弟が邪魔だったんだよね。
熊襲征伐をするために、女装して潜入する小雄命。
熊襲では宴会中。
ワイワイしてて楽しそう
熊襲兄タケルと熊襲弟タケルの兄弟を油断させて殺す。
弟タケルの方が最期に「帝の作った国になじむことができず」みたいなセリフのところよかった。
弟タケルが死んじゃうところ、舞台からピョーンといなくなるのすごかったんだけど、それが上手側だったので半分しか見えなかった
残念だ、、、
「タケル」がいっぱい出てくるから、てっきり熊襲タケルはヤマトタケルの兄弟とか、仲間なのかと思ってた💦
今回は配役がいろんなパターンがあるんだけど、絶対ヤマトタケルを隼人くん、熊襲弟タケルを錦之助さん(隼人くんパパ)で見たくて。
でも熊襲タケルは敵だったのね💦💦
でも「ヤマトタケル」の由来が知れて『ほおお』ってなったよ。
弟タケルが名乗ってほしいってお願いしたからなのね。
熊襲征伐してヤマトに帰ってくる小雄命。
帝は喜んでくれると思ってたのに、次は蝦夷へ。
その前に兄橘姫と結婚することに。
途中で帝の妹の倭姫のところに。
そこには弟橘姫もいて。
弟橘姫がとにかくかわいい
倭姫が「私にもまだ色気が残っている」っていうことを言った時、倭姫もかわいらしくておもしろかったんだけど、それをスンとした顔でずっと見てる小雄命がおもしろかった
そして帝が付けてくれたタケヒコと共に蝦夷へ。
このタケヒコを演じてるのが福くん。
タケヒコの髪型がとても素敵。
途中で弟橘姫も合流。
寄っていってほしいと言われたヤイラムたちに騙されて、火の海の中に取り残される3人。
倭姫からもらった火打石で火をおこし、剣で草を薙ぐ。
「草薙の剣」の由来が分かって、ここでも『ほおお』ってなった。
炎の役の方たちのアクロバットがすごかったです。
ヤイラムたちを倒して、船に乗る。
船の船頭?ヘタルベは歌くん。
歌くんのヘタルベもかわいい。
海の神のお告げで、小雄命のいちばん大切なものを海に捧げなくてはならないことに。
小雄命のいちばん大切なもの=弟橘姫。
弟橘姫は海に飛び込むことに。
ああ、、、
『不死鳥よ、波濤を越えて』の時もそうだったけど、この時代はこういうことが多いのかね。
弟橘姫は波に呑まれて見えなくなっちゃって、船の上から必死で探して嘆く小雄命。
ズーンとしちゃう。
「私のしていることは何なのだ」って言うのも悲しい。
弟橘姫って「おとひめ」って読むから、『え、もしや浦島太郎の乙姫ってここからきてるのかな?』とか思ってみたりして。
蝦夷も征伐して、小雄命たちは尾張へ。
大和を出てからもう5年も経ってる。
尾張の国造の夫婦が娘を小雄命と引き合わせようとする。
小雄命がこの姫をもらうと言った時に夫婦がガッツポーズしてるのかわいかった
ヤマトに帰る前に、いぶきの山の神をやっつけてくれと頼む国造。
「その前に婚礼の宴だ!」って言うヘタルベかわいかったけど、ここで舞台が反転する時、上に鬼たちが構えてるのめっちゃかっこよかった
いぶきの山。
小雄命たちのことを報告にきた犬神素敵。
でも鬼たちの彩りがほんと綺麗。
山神と姥神の短冊状になってるお衣装も素敵。
山神が白いイノシシになって小雄命たちをおびき寄せることに。
この白いイノシシもすごかった!
動きがなめらか。もふもふ。
姥神の雹の攻撃かっこよかった
その技を出すために力尽きる姥神。
姥神の着物だけ残して消えるのすごかった!
でも上手側だからこれも半分しか見えなかった
ぐぬぬ、、、
そして小雄命は山神と戦う。
イノシシの姿だったり、山神の姿だったり。
山神が「ワシもすぐそっちにいくぞ。おばばー!」って言ったのグッときちゃった。
山神も上からピョーンと後ろに飛んで消えるんだけど、これは下手側だったのでしっかり見れました。
すごくかっこよかった
山神たちを倒したけど、小雄命はボロボロ。
タケヒコたちが一旦ゆっくり休もうと言っても、兄橘姫と息子のワカタケルに会いたいから少しでも前に進む小雄命。
でも途中で息絶えてしまう。
小雄命のセリフ悲しかった。
その後、小雄命のお墓の前。
ワカタケルがかわいい。
ワカタケル役の子はどなたかの息子さんなのかしら?
他にも何人か子役ちゃんがいたけどかわいかった。
ヘタルベが蝦夷に帰ろうとして。
「朝廷は嘘つきばかりだ」みたいなセリフが辛かった。
兄橘姫は一緒にきてワカタケルに力を貸してほしいって言うけど、迷ってるようなヘタルベ。
そこに帝からの使者が。
この使者が團子ちゃん。
(たぶん皇后の息子が)亡くなったから、次の帝はワカタケルになるっていう内容だったと思う。
ヤマトに帰るみんな。
ひとり残るヘタルベ。
兄橘姫に呼ばれて、結局急いで花道を走っていくヘタルベがほんとかわいらしくて。
最後は小雄命の宙乗り。
ここも素敵だったな。
鳳凰みたいな。
(私は完全に隼人くんのことしか見てなかったけど、Tちゃんは「影がほんと火の鳥みたいだった」と言ってた)
カーテンコール、最後に隼人くんが出てくるんだけど、帝役の中車さんに迎えられて。
これも團子ちゃんが小雄命役の時に見たらグッときちゃいそうだなぁ。
おもしろかったです。
最後、皇后がなんで急に亡くなったのかめちゃくちゃ気になる!
その辺、あっちゃんYoutube大学で説明してくれてるかな?
確か日本神話は解説してくれてたはずだから、あとで見に行ってみよう。
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【追記】
ありました!
ヤマトタケルは「古事記③」だから、「古事記①」から見てみます!
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隼人くん、めちゃくちゃかっこよかったし、大雄命と小雄命の演じ分けもすごい。
最初の早変わりの時によく混乱しないな。
それに、最初はあんなにあどけない喋り方だった小雄命がだんだん成長していってるのも分かるし。
そして米吉くん。
ほんとにかわいい
兄橘姫の高貴な感じも素敵だけど、弟橘姫の時がほんとにかわいい。
そして毎回書いてるけど、初歌舞伎観劇がワンピだったので、役名(そして役者さん名)がワンピになっちゃうTちゃんと私w
いまだに、
笑三郎さん→ニョン婆
猿弥さん→ジンベイ親分
笑也さん→ロビンちゃん
になっちゃう。
笑三郎さんは『VIVANT』の時も「あ、ニョン婆!」ってなりました。すみません。
熊襲兄タケルだった猿弥さん、お衣装がタコと魚の刺繍(ちなみに弟役の錦之助さんはカニと魚)で、『え待って、ほんとにジンベイ親分じゃん』ってなりました。
熊襲の宴のところで出てきた方、ワンピの女ヶ島のところでおもしろかった方じゃない!?ってなったり。
中車さん(香川さん)のXをフォローしてるので、お衣装もしっかり見ました。
米吉くんのカツラ+お衣装は13kg
中車さんと門之助さんは15kg。
確かに飾りがものすごくて見てる分には綺麗で素敵だけど、役者さんは大変だなぁ💦
門之助さんのカツラはなぜ軽量化されず初演時のままなのか気になる!
今回のお弁当。
土曜日はクラシック+西尾さん、日曜日はスーパー歌舞伎、良い休日でした
またお金貯めて歌舞伎観に行こうー。
(歌舞伎はどうしても桟敷でゆっくりじっくり観たい)
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