今日はこちら。
※以下、内容触れます。
作曲家のモーリス・ラヴェルの最期の日々。
ラヴェル本人のことはよく知らなかったなぁ。
ラヴェルのところに友人のジャックが訪ねてくる。
西尾さんはこのジャックの役。
ダンサーの方がラヴェル役。
他にもラヴェルが惚れ込んだ、なんとかっていう(名前失念💦)ダンサーの役だったり。
舞台上で話しているのはジャックだけ。
でも演奏者の方たちもちょっと演技したりしていて。
ラヴェルが靴を探して聞いてまわってる時に首かしげたり。
ジャックに背中をバンバン叩かれて、迷惑そうに振り返るピアノの方にちょっと笑ってしまった。
二幕の方が私は好きだったな。
一幕の最後にラヴェルが交通事故に遭うんだけど。
二幕はその続きというか。
記憶障害や言語障害。
ここでジャックが話したラヴェルの幼少期の話。
お金がなかった幼少期、お父さんがよく連れて行ってくれた工場見学が「ボレロ」に繋がっている話は『なるほど』と思った。
お母さんの信心の話もよかったし。
ラヴェルのお父さんとお母さん素敵。
あと「パニック」の語源の話もおもしろかった。
事故後、ラヴェルが曲を書かなくなって。
ジャックと街を歩いている時、ラヴェルの曲を録音することになった時。
ラヴェルがこの曲を作ったのは誰なのかを聞く。
この話の時にジャックが目を赤くして言葉に詰まる感じがとてもよかったです。
ラヴェルがジャックの肩を抱いて、ふたりで後ろを向く。
ここはとてもグッときてしまって、泣きそうになりました。
最後はラヴェルが脳の手術を受けることになったところ。
あのまま余韻で終わったのもよかったです。
ダンサーさん素敵でした。
美しい!
アメリカへ遠征に行くところと、透明人間のダンスが好きです。
あと、踊っている時に両側の壁に影が映るのすごく素敵でした。
カテコの時にジャケット着るの諦めちゃったのは笑った
西尾さん、今回はあんまりズッシリな役じゃなくてよかった。
結構出ずっぱりで、ひとりでずっと話すのも大変だろうけど。
素敵だったわー
生演奏も素敵でした。
ただ、、個人的には戸惑いました。
昨年観た塚原先生のショパンの舞台みたいな感じだと私は勝手に思ってて。
セリフ→演奏→セリフ→演奏…みたいな。
今回は演奏と西尾さんのセリフが同時でかぶってたから。
演奏はちゃんとじっくり聴きたいし、西尾さんが何て言ってるのかもちゃんと聞き取りたいし。
どっちに集中すればいいのか💦ってなりました。
結局西尾さんの方に意識を集中させて観たので、演奏がBGMみたいになっちゃって、そこだけが残念です。
(私だけ?💦)
なので(?)、第二幕の最初の「ツィガーヌ」はじっくり聴けてとてもよかった。
欲を言えば、私の好きな「亡き王女のためのパヴァーヌ」もじっくり聴きたかった!
最初はこの曲からで『おっ!』ってなったけど、同時にセリフがきたのでちょっと混乱してしまって。
その後もところどころに入ってきてたし、最後に演奏した「ボレロ」にちょっと混ざってた…よね?
あれ?私の気のせい??
マッシュアップというか、クラシックでもそういうことするんだー、素敵だなーと思ってたんだけど、全然違ってたらどうしよう
カテコ、バンドネオンの方とピアノの方と何か話してる西尾さんかわいかったです。←
今日1公演、明日1公演で終わりっていうのはもったいないですね。
上野の東京文化会館、初めて行ったけど綺麗で素敵な会場でした。
音楽監督・作編曲・ピアノ
加藤昌則
演出・脚本
岩崎正裕
振付・ダンス
小㞍健太
俳優
西尾友樹
バイオリン
橘和美優
チェロ
清水詩織
バンドネオン
仁詩 Hitoshi
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