山笑う。 | ゆかりのブログ。

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舞台の感想や日々のこと。
備忘録。

 
 
 
観てきました。
 
小松台東 BOND ゴツプロ。
 
 
 
 
 
「最後、お母さんに会わせたかったかい……」
「なんか最後って……俺は、お前が母ちゃんの寿命を縮めたと思っちょ」
 
全編宮崎弁で贈る、哀歓の物語。
 
 
 
女手一つで兄妹を育ててくれた母が死んだ。
その通夜の晩。
母に反抗し続けていた妹が東京から帰ってきた。
闘病中の母を一度も見舞わなかった薄情者の妹を兄が待ち構える。
責められることを覚悟していた妹は、自分の身を守る為なのか、東京から恋人を同伴させた。
歓迎する者。呆れる者。様々な反応が入り交じる中、兄だけは怒りを抑えきれずにいた…。
斎場の片隅にある親族控室で、母への想いを巡り、家族が激しく、そして醜く、ぶつかり合う。
 
 
 
 
 
 
 
 
※以下、内容触れます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ナナプロでやった『シェア』が私はあんまり好きではなかったので、今回はどうかなと思ってたんだけど。
 
けっこう笑えるところがあっておもしろかったです。
 
劇場に入ると、舞台上には菜々さん役のしずちゃんと熊田さん役の聡さん。
 
菜々さんは小説読んだり、熊田さんとちょっとお話ししたり。
 
舞台はお通夜が終わったあとの親族控え室。
 
他の部屋で通夜振る舞いをしているよう。
 
浜谷さんの伸夫さんよかったなぁ。
 
不器用で。
 
妹の菜々さんに怒りを感じているけど、それでもなんとか話をしようとするところとか。
 
奥さんの深雪さんに「何か話して」って言われてイオンのこと話そうとしたら「その話はもう終わった」って言われちゃうのとか。
 
伸夫さん、熊田さんの横文字のくだりおもしろかったです。
 
「ベストな選択」ニコニコ
 
深雪さんに席とビールを譲って、自分は端っこでお茶を飲もうとした伸夫さんが、お茶の急須とかある場所を見てちょっと戸惑う(?)感じとかもね、好きです。
 
で、結局深雪さんにビールをもらいにいく。
 
深雪さんが間に入って伸夫さんと菜々さんに話をさせようとするけど、ケンカになっちゃったり。
 
熊田さんその場にいるの気まずいよねアセアセ
 
他の部屋から伸夫さんの幼馴染の英二さんが来て。
 
英二さんのキャラおもしろかったわー
 
寡黙な伸夫さんとワーワーしてる英二さんが仲良しなのは微笑ましい(笑)。
 
英二さんが話しながらビール瓶に指を入れて、それが抜けなくなっちゃったのには思わず吹き出しちゃいましたニコニコ
 
あと、伸夫さんと深雪さんの子ども、中学二年生の清人くんがおもしろかった。
 
あの役者さん、実年齢はいくつなんだろうって気になって調べちゃったよ。
 
ほんと中学生にしか見えない(笑)。
 
中学生というか、小学五年生みたいな(笑)。
 
お母さんに怒られてふてくされるところとか。
 
泣いてたと思ったら、千円に釣られて元気になるとか。
 
英二さんに「献杯の漢字分かるか?」って聞かれての「手裏剣の剣に、ぱいはカタカナ」に笑いました。
 
直前に英二さんが意味を話してたし、清人くんはおばあちゃんのことで泣いたりしてたのに、それはない爆笑
 
イオンの話とかさ、「田舎だから」っていう言葉とかさ、地域は違っても田舎あるあるだよねぇ。
 
菜々さんが今東京で何をしてるのかっていうのも、菜々さんがいない間に熊田さんが伸夫さんに話して。
 
ここでの「ベストな選択の反省」もおもしろかったです。
 
聡さんは開演前からずっと舞台上にいるので大変そうだなぁ。
 
やっとハケていくところは、もう足が痺れちゃって…っていう。
 
これもかわいらいくて笑ってしまったけど。
 
最後の伸夫さんと菜々さんの場面が好きだな。
 
なんだかんだいって兄妹なんだなと。
 
ふたりで同じ仕草をすることに気付いて、どうしてそうするのか知ってるかっていう会話。
 
伸夫さん「生存確認せんといかん」菜々さん「はい」っていうとこも好き。
 
 
 
 
 
劇中ハッキリとは描かれてなかったけど、『ん?』って思うところが多々。
 
まず、菜々さんと熊田さん。
 
2年前から付き合ってる彼氏ってみんなに紹介してたけど、二人だけになると敬語に。
 
「付き合ってもないのに」って言ってたし、菜々さんは謝ってるし、菜々さんが熊田さんに彼氏のフリしてついてきてって頼んだってこと?
 
伸夫さんに責められるって思ってただろうから、やっぱりその防衛というか、そういうことなのかな?
 
セリフでもあったけど、一人で帰ってきても二人で帰ってきても、言い合いになったとは思うけど。
 
でも他人が入るとちょっと抑止力にはなるもんね。
 
伸夫さんが熊田さんに「なんでそんなに嫌うんですかね、地元を」って言ったのが切なくてよかった。
 
でもこれは菜々さんの気持ちがちょっと分かるような気がする。
 
嫌いなわけではないと思うんだけどね。
 
あとね、英二さんですね。
 
どういうふうに伸夫さんが出会ったのか分からないけど、英二さんは深雪さんのことが好きなんじゃなかろうか。
 
だから清人くんに強めに言ったあの場面(髪の毛掴んだからちょっとヒヤッとした)、深雪さんを守ろうとしたのかなとか。
 
腕時計渡された時に手を掴もうとしたりとか。
 
伸夫さんが会社の女性と話してるって言った時、「私大丈夫やろか」って言った時、英二さんが「堂々としてろ」って言ったけど。
 
今は親友の伸夫さんの奥さんだからね、それが壊れちゃったら抑えられなくなる、そうすると伸夫さんとの仲も終わっちゃうっていう心配とか?
 
だから伸夫さんと深雪さんには仲良くいてもらいたいっていう気持ちだったり。
 
伸夫さんが浮気とかそんなことしないっていうのも分かってるんだろうけどね。
 
実は英二さんの離婚の理由もそれだったりしてとか考えちゃったり。
 
英二さんが実は深雪さんのことが好きで、それを元奥さんが気付いちゃったとか?
 
伸夫さんと深雪さん。
 
菜々さんがお皿のこと言ってたけど、きっと伸夫さんはお皿洗ったり、家事を何もしてないんだろうな。
 
そういえばお茶淹れるの戸惑ってたし。
 
それが深雪さんは不満なのかなと。
 
たぶん深雪さんは専業主婦。たぶん。
 
最後、菜々さんが東京で傘を作る仕事を頑張るって話してた時に「羨ましい」って言ってたけど、あそこからスッと深雪さんが冷たくなった気がする。
 
でも、それはなんとなく分かるんだ。
 
伸夫さん、清人くんのことがあるからね。
 
前の場面で話してたイオンのことも、なんてことない世間話みたいな感じだったけど、積み重ねよね。
 
軸は兄妹のことだったと思うけど、人間模様おもしろかったです。
 
英二さん、深雪さんはともかく、伸夫さんと菜々さんは歩み寄れたような感じがして、とてもよかったです。
 
 
 
 
 
途中、浜谷さん、塚原先生、聡さんの三人だけになる場面があって、それがちょっと嬉しかった。
 
ゴツプロ三人だけのお芝居ニコニコ
 
そういえば、開演前のアナウンスが知束さんだったねにっこり
 
しずちゃんもとてもよかったです。
 
しずちゃん見るの、ルミネで南キャンの漫才見た以来かも。
 
 
 
また第二弾、どことBONDするのか楽しみです。
 
私の好きな劇団ともコラボしてくれたらいいのになぁ(願望)。←←
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のゴツバディー特典。
 
ハイチュウイエローハーツ
 
 
 
 
もったいなくて開けられないね。
(食べるけど。←)
 
きれいに開けて、パッケージとっておこう照れ





今日は塚原先生のお誕生日。

おめでとうございますニコニコバースデーケーキハート