20代のうっかり転職、うっかり退職に注意 | 働きがいを追及する会社の社長ブログ

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2012年3月14日、株式会社カイラボを設立しました。

「働くすべての人が生きがい、働きがいを感じられる社会の実現」を事業理念に、日々奮闘中。

今年は年内の営業日もあと1日という方がほとんどのようです。
年が変わるこの時期は、退職、転職も多い時期です。


私も2回目の転職では年末で退職し、新年から新しい職場で働きだしました。

12月末の退職が多い理由として、キリがいいというのももちろんあるのですが、実はそれ以外の理由もあります。

一つは、ボーナス。

冬のボーナスの支給が決まった段階で会社に退職を申し出るというケースは少なくありません。ボーナスがもらえるかもらえないかによって、数十万円から場合によっては百万円単位で収入が変わるわけですから、当たり前といえば当たり前です。



そしてもう一つ、転職市場においては人材紹介者の存在も関係します。
人材紹介者は転職が決まった場合、転職先の企業から年収の30%前後を手数料として受け取ります。年収1000万円の人を入社させれば手
数料300万円が入るわけです。そこには当然、営業担当がいて、営業担当には目標数字がついています。
もし、あなたが営業担当で自社の決算が12月、でも自分はまだ営業数字未達だとしたらどうするでしょうか?多くの方はそんなことにな
らないように日頃から計画的に営業活動を頑張ると思いますが、中には営業数字のために無理やりにでも入社してもらおうとする営業担当者もいます。上記のボーナス支給の時期もからめて、悩める転職希望者に「絶対今です、この会社です!」と迫ることもあります。

また、仮に12月決算でなかったとしても、ほとんどの会社で12月は四半期決算になるでしょうから、同様のことは起こりえます。


誤解のないように説明しておくと、ほとんどの人材紹介者は誠実な仕事をしています。しかし、一部には上記のように営業数字のために無理やり転職者を当て込もうとする営業担当者がいるというだけです。


さらに、上記の2つと同じ理由で1月~3月は転職活動が活発になります。4月が新年度という企業も多いので、4月の新年度からの入社を見込んで1月~2月に面接をして、2月末~3月初旬に内定通知というケースです。


リーマンショック後の状況から大きく回復して、人材紹介業界はまたプチバブル状態だそうです。特に20代中盤~後半は大人気のようですね。

私も試しに某大手転職サイトに登録したら、職務経歴書が白紙にも関わらずスカウトメールがひっきりなしに来ます。履歴書には年齢と性別しか載せていないので、私の経歴など一切関係なく、20後半の人材を求めているという状態なのでしょうね。


私は社会全体としては早期離職は減っていくべきだと考えていますが、必ずしも転職=悪とは考えていません。しかし、よく考えずに「周りが転職しているから」とか「転職サイトに登録したら、良さそうな求人があったから」という理由で転職するのはおすすめしません
まして、社会人歴が3年に満たない状態では、社会に対する知見もまだ浅い人がほとんどでしょう。求人を見てどんな内容の仕事かもわ
からないまま転職をするというはなかなかに危険です。なにより、転職直後というのは想像以上に疲れます。慣れない環境で一から人間関係をつくるというのは、大人になってもハードなのです。


私が初めて転職をしたとき、まだ社会のことを何もわからない状態だったにも関わらず「これだけ求人がたくさんあって、面接も通ってるから大丈夫」と次の仕事が決まっていないのに退職をしてしまいました。精神的に追い詰められていて、仕事を続けるのがかなり厳しい状態であったことも確かですが、今思うとかなりリスキーなことをしたと思っています。実家暮らしで、貯金もそれなりにあったにも関わらず、無収入状態が続くのは予想以上に辛かったです。



これからの季節、うっかり転職、うっかり退職には注意です。



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