こんばんは

 

先日、出演をさせて頂きましたモーニングクロス

オピニオンクロスでお伝えさせて頂きました

 

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【子どものいじめ問題と

家庭内における(いじめてしまう側の)子どもとの関係

モラハラ的コミュニケーション】

についてお伝えさせて頂きます。

 

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カウンセラーになって13年。
心理職に携わらせて頂いていると
時代の流れとともに日常的な悩みにも変化が芽生え
長いお付き合いをさせて頂いているクライエントさまご本人だけではなく
ともに生活をされているご家族、
特にお子さまへの影響の大きさも感じています。
 
今回は、ほんの一部の問題に過ぎないかと思いますが
「いじめ」と「モラハラ」の関係性について、毎年増えて来ている子育ての悩みとして
お伝えさせて頂きました。
 
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悩み伝えるシール 「心のヘルプマークに」
https://moodyshop.kawaiishop.jp/categories/948474
こちらのシールは発達障害があり集団生活になじめなかった17歳の女性と
いじめに苦しまれて高校を退学されて18歳の女性のお二人で販売企画をされています。
 
なかなか「いじめられています」と訴えることは難しい点があります
「知られたくない」というお気持ちでいらっしゃる方もいらっしゃると思います。
 
そして、こういったシールを貼らないとサポートできないものなのか。。。
という現状もみつめる必要性もあると
大人としての責任として、感じております。
 
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文科省が出している【いじめの認知(発生)件数の推移】
文科省としての統計が出ています。
 
小学校のいじめ、暴力が増えてはいます。
認知されているものとしてここには示されていますが、これが実態であるかはわかりません。
 
この数字だけにとらわれるのではなく、いじめられる側の気持ち、いじめる側の気持ち
両方の心の状態をみつめることが大事なこと。

いじめる側が減少すれば、いじめ自体も少なくなります。
しかし、いじめる側も実は被害者で在る可能性もあるのです。
 
いじめの問題の背景には家庭における問題もひとつあると
臨床現場をみていて感じます。
 
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◎いじめることが悪いことであるという認識を持っている子
◎“いじめ”だと思わず
「コミュニケーション」のひとつであるという認識を持っている子
 
いじめることが悪いという認識をもって
いじめをしてしまっている子

いじめだと思っていない
「コミュニケーション」のひとつであるという認識を持ってしまっている子もいるのです。
育った環境において、一般的な人としてのコミュニケーションがとれていないがゆえに
暴力的な言動や行動が日常化されている傾向が見られます
 
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ーーーー !DVは犯罪! ----
身体的な暴力をふるわれたのであれば“暴行罪”
身体的な暴力をふるわれた結果、ケガを負ったのであれば“傷害罪”

身体的暴力に対する「DV防止法」
 
ーーーー DVは犯罪であるため!モラハラ(モラルハラスメント)の増加! ----
モラハラには“侮辱罪”が適応される可能性もありますが
精神的暴力に関しては法整備が遅れている
 
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【モラハラの特徴】
言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つける精神的な暴力
無視などの態度や人格を傷つけるような言葉など、精神的な嫌がらせ・迷惑行為。
●悪意の存在(加害者自身に明確な自覚のないケースも含む)
●「特定の個人」への人格攻撃、服従の強要
●執拗で継続的な攻撃
  
<一例>
・立場の優位性の誇示(常に賞賛を得たいと思う)
・共感性や相手に寄り添おうとしない
・他人を認めない。欠点を探し、悪口を言う
・無条件に従わせることを強要する
・自分の意に反する意見を受け入れない
・自分の利益のために他人を利用する
・自分は特別な人間だと思っている(正当化する)
・相手を侮辱するような人格否定の言葉を発する。冒涜する。
・豹変する
・暴力は伴わない
・責任転嫁
・同情を誘う
・ウソをつき、言うことがコロコロ変わる
など。。。
 
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家庭内における“モラハラ”は身体的暴力を伴わないため
潜在的な刷り込みも大きく
夫婦間におけるモラハラ的コミュニケーションを見ているお子さんが
それが当たり前のコミュニケーションだという思い込みも発生しています。

【学校で自分よりも弱い子・障害を持っている子】
 
立場の弱い子に対し、いじめであるという認識がなく
強い態度を示すことで優位性を保とうとする認識が働いてしまっている
傾向がお子さんたちに見られます。
そのために、結果的に「いじめ」になってしまったものの
「悪いことをした」「人の心を傷つけた」そういったことへの
意識が全くない状態であることも見えて来ています。
 
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【カナダの心理学者アルバート・バンデューラ(アメリカ心理学会会長)】
社会的学習理論を提唱
社会的学習について、直接の体験だけでなく
むしろ、他人の行動を意識的に観察し、マネすること(モデリング)で成立すると説明する理論。
 
子どもは大人たちがやっていることを真似するもの
子どもは教えられなくても周りの誰かを観察し、模倣しながら学んでいく

↓  ↓  ↓  ↓

<モデリング>
子どもの人格形成に大きく影響を与える
モデルの対象は人だけでなく、映画、マンガ、アニメの登場人物などでも成立すると言われています。
モデリングによって、新しい行動を正確に身につけたり
適切な行動を促したり、不適切な行動を抑制したりすることができます。
 
<子どもにとって親はいちばん身近なモデル>
子育てにおいて心がけるべき最も大切なことは
基本的な信頼感、親子の信頼関係を子どもの心に育てることです。
 
子どもを信じてあげること
子どもの手本となる親・大人であること
家族の在り方や誠実な向き合い方を示す必要があります。
家庭内の調和を心がけると同時に、大人目線ではなく、
子どもの目線になる努力をしながら、子どもに寄り添ってあげて頂きたいと思います。
 
GWも最終日ですね。
明日からの学校再開、ご家族でいまいちど再出発の日をゆっくりお話しされてみては
いかがでしょう。
 
私自身、手本となる大人となるよう
家庭の問題だけではなく、社会の問題として捉えていきたいと思っております。
 

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