■性暴力被害者支援について＠モーニングCROSS

こんばんは

1週間前にモーニングCROSS出演の際にお伝えしたことですが

こちらで改めてお話をさせてください。

私がカウンセラーになってから

DV/モラハラの被害者との向き合いの中において

性暴力被害にあわれている方の多さに

社会の在り方について考えさせられる日々を過ごして参りました。

性暴力被害者を支援する団体にお世話になったり

実際にカウンセリングを通し、沢山の被害者の方々の心に

寄り添わせて頂く機会も与えて頂きました。

6月16日、国会にて「性犯罪厳罰化」の刑法改正が可決成立し
参考人として出席した、山本潤さんのセミナーなどにも足を運び

山本さんともお話をさせていただいたこともございますが

非常に大きな勇気を持っての活動をされていらっしゃると思います。

長い道のりであり、まだまだ課題は残されてはいますが

まずは一歩踏み出したのではないかと感じました。

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【性犯罪厳罰化】刑法改正成立

① 強姦罪　→　強制性交等罪へ
「加害者は男性、被害者は女性」とされていた性別の規定を撤廃

②法定刑の下限を引き上げ
懲役3年から懲役5年に引き上げ

② 強姦罪などの非親告罪化
強姦罪や強制わいせつ罪などに問うために必要だった被害者の告訴が不要

④監護者性交等罪の新設
18歳未満の子どもに性的な行為をした場合、暴行や脅迫がなくても罪に問える

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性的少数者（マイノリティ）への配慮も考えられるため、

公になりにくい現状であるこの問題においては、大きな一歩であると感じます。

②に関しましては、被害者の感情的な側面に意識を向けるとまだまだ短いと感じております。

それだけ、心におった傷は深い。。。私はクライエントさまとご一緒する時間の長さと

ともに、心の状態をもっと理解して頂きたいと思いました。

④に関しては上下関係や権力関係のうち

教師と生徒の関係、雇用関係、スポーツ指導者らによる性暴力が発生している

実態を視野に入れると、主体となる”監護者”限定という点においては

非常に大きな課題が残ったと感じます。

また、深刻な性暴力被害は，被害者に精神的負荷を非常に強く与え

レイプや強制わいせつといった被害では
ほかの犯罪被害や災害被害に比べて心的外傷後ストレス障害（PTSD）の発症率も高いと

言われています。

その理由としましては

公に相談ができず、心の傷が深くなること

また、堀さんも仰ってくださいましたが

警察などへ相談をすると

被害による影響を軽視されやすいことも今まではあり

相談をして助けを求めても二次被害、三次被害にあうリスクがあったことなどから

心に問題をため込んでしまい必要な支援が受けられないなどの理由から

PTSDを発生してしまう傾向があります。

【PTSDについて】

こちらのページ↓【患者数】をクリックすると文章でのデータが出てきます。

http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_ptsd.html

＜PTSD（心的外傷後ストレス障害）発症率＞
自然災害（被災者の内）→約3％
戦争→約50％
レイプ→約60％　

【被害にあわれたら】

まずは、以下のことをすぐに行うようにしてください！

●身近な信頼できる人へ相談をする
●警察に届けを出す（事情聴取、供述調書の作成、加害者の証拠収集）
●病院（婦人科）へ行き身体の状態の確認
（被害後24時間以内に、傷の手当て、性感染症に感染していないかの確認、妊娠への対処、加害者の証拠収集）
●性暴力被害者ワンストップ支援センターへ問い合わせをする
（医療・福祉・司法等の必要なサービスを1か所でまとめて提供してくれます）

【性暴力被害者支援アプリ「性暴力SOS」】

https://itunes.apple.com/jp/app/xing-bao-lisos/id615953781?mt=8&ign-mpt=uo%3D4