LOVE~Kei.I~
*LOVE's Kei*
「千夏ちゃんって好きな人いないのー?」
隣の席の慧くんが聞いてきた。
毎日毎日同じ質問をしてくる。
私の好きな人、慧くんだからあ★とか言えるわけないじゃん…。
「いないよ。慧くんは?」
「俺?うーん、千夏ちゃん!」
いつもは、いないよーん!とか言ってるのに…
「嘘でしょ?慧くん嘘がうまいから…」
「嘘だと思うの?」
慧くんがいつもとは違う真剣な感じで聞いてきた。
「わ…分からないよ…」
「ふーん…」
教室にいるの、なんか嫌だなあ…
なんか泣きそうだよ…
「先生!沢田さん具合悪いみたいなんで、保健室連れてっていいですか?」
慧くんが先生に言った
「ああ、いいぞ、じゃあ伊野尾連れっててやれ」
そして私は、慧くんと教室を出た。
保健室―――
「千夏ちゃん、大丈夫??」
慧くんが心配そうに私に聞く。
「うん…」
「そ?元気ないみたいだから。」
そんなに元気なかったかなあ?
「慧くん…さっき言ってたこと…ほんと??」
私が小さい声で聞いてみると「え?」と聞き返された。
「さっき私に言ってたことって…ほんと??」
さっきより少し大きい声で聞いてみた。
「ああ…どうだと思う?」
慧くんは思い出したように言って私に聞いてきた。
「分からないよ…」
私が小さい声で言うと
「はい!不正解!!正解は、本気だよ。」
「え!?」
ビックリして聞き返すと、
「だからあ…俺、千夏ちゃんのこと、好きだよ?」
「う…うそ…」
「ほんとだよ?千夏ちゃんは?」
慧くんに返事を聞かれた。
「私も好きだよ!!」