もっと楽に | 罪なやつら

罪なやつら

内容に関わらずお返し訪問はしておりません。


重度睡眠障害のAD/HD。記憶が保てないため、エンタメの感想と、少しでも楽に生きる日々を記録。
推しを嬉しくを楽しむ日々が続きますように。

今までのM-1で無かったことだなあと思ったのが、

優勝した霜降り明星が
「これで大学の奨学金を返せる」というコメント。
それは、初めてほんとに若い若手が優勝したんだなぁっていうことで。
お笑い芸人が大卒なのが珍しい時代じゃなくなってからもう随分経つのにそういうコメントを聞いたことが無かった。芸歴が15年までに延びたのも理由。

M-1は、世に知られるきっかけが無くて表舞台に出られない芸人を、漫才を通してTV界と視聴者にプレゼンする大会だった。
そしたら地域やライブでは知られてても全国区のTVには出てない逸材が山ほどいて、場数踏んだ凄腕で芸歴的にはギリギリの皆さんが一気に溢れてきて
「そうだったのか!いたのか!そしているのか!」と知れたわけだ。

劇場に行けばゴロゴロいるってことを一般視聴者に知らしめたのは間違いなくM-1。功績。

だから?今までチャンピオンになった皆さんは若手というほどもう若くは無かった。
経験が浅い若手が凄い才能で決勝に残ってもM-1の緊張感に撃沈する。もしくは審査員に足りなさを見抜かれる。
逆に若くしてTVで活躍出来てる人が挑戦したら経験値も度胸も並み以上過ぎるのが良くない慣れ感に繋がってあそこでは上手くハネない。
だから無名の強者が劇的な印象を残す。
M-1の優勝に必要なのは見慣れたもののベストではなく未知の爆発力だよなぁ…既に売れてる人は挑戦しなければいいのに、無名の枠を削っているのにと思ったりも。
しかし挑戦したい気持ちも痛いほど。

25~26歳の若い芸人が臆せず、TV慣れ感も見せず優勝したのは新しい時代ね。霜降り明星は関西では既にTVに沢山出てるらしいし、多分M-1優勝しなくても売れたはずだけど、やはり優勝しなければ全国区の認知は30歳超えてからになった可能性。
これからの若手にはM-1は最短ルートだ。 
(南キャンは優勝してないが結成4年目準優勝は最短だった)
そうか。
風向きが変わったのね。上が詰まってるし芸歴20年超えで燻っていた人の底力が突如ブレイクに繋がったり、若手がすぐ売れるのは難しい時代だったけど、
才能ある若手が売れながら育つ方向が幕を開けたのかも。前例が出来たから。

それはつまり、
肩の力を抜いてお笑いを見ると楽しいってことだろうな。
目が肥えてしまってよっぽどのモノじゃないと受け入れられない現状も、実はM-1の影響だったわけで、
ナイナイやよゐこが出てきた時、見せられたのは荒削りな才能だけであって高クオリティな演芸では無かった、ココリコもロンブーもネタの精度で売れた訳では無い。

新しく目に入るものが拙いと拒否感を持ってしまうようになると、熟達してない若手にイライラしてついあーだこーだ批評しては脳から排除しちゃう、素人の分際で。
自らの許容を狭めているよな。
そうして「新しい波」的な番組から若手のTVスターが育たなくなった。

1つ最短ルートが別にあるとしたらゴッドタンよねw
M-1はどうしても審査員に不信感を持つことがある、ハナから関西に有利で吉本に有利で。制作が吉本だし。
ゴッドタンは東京芸人の番組という印象が強いけど現在あんまり関係なくなり、ただ番組が視聴者からの絶大な信頼を得てることで
若手が出演の機会さえ与えられれば世に出やすい、それも突如ブレイクというキツいルートではなく、荒くても光る部分を認められ育ちながらTVに馴染んでいく
良い売れ方が出来る、三四郎みたいに温かく見守っていける。
(昔はフジテレビが担った役割り)
M-1きっかけで売れるのは実は凄く厳しいよね、ネタだけ評価された状態から右往左往しなければならない彼らは短期間で力量と人格を試されて。

自分が好みじゃなかった優勝者でも頑張れ~と思う。納得した優勝者は特に頑張れ~と思う。
最初からチカラが無かったら勝ち上がってきたりしない、それはいくら吉本有利でも歴然たる事実。
上がってきた中にまぐれはいない。
だから…
審査員に厳しくなる。視聴者が。視聴者がね。

私も個人的に上沼さんを審査員としてよく思わないよ。
それは審査のやり方についてじゃない、真剣に審査していたのは分かっている。
上沼さんの「審査に来ている」というより「バラエティに出演している」という演出が激しく嫌だった。トークを多く盛り込んでバラエティ的なやり取りを、しかも関西の内輪臭テイストのをM-1でなぜするんだ?という。
確かにこれはTV番組だけど真剣勝負。スポーツの生中継と同じ。
主役は勝ち上がって来た若手なのに何故あなたが喋りまくるんだ、
内心がどうであれ審査員は公平な目線で見てくれていると思いたいのに「親しいから」「番組でよく会うから」「前から好きだったから」と、あの場で言うのは不公平感を感じさせる。
その日その回の1本に命懸けなのに。
そんなことを生の場で言われたら、次に出てくる組の心情に影響を与えかねない。
一世一代の大舞台で平常心を保とうと必死な人たちがいるわけで、だから他の審査員は全組に公平であろうと表情を消したり余計なことは言わない努力をしている。
出場者とのバラエティ的やりとりは今ちゃんと彩ちゃんの役割りで、審査員の仕事じゃない。

と、私は思うから不快だった。←個人の感想よ

出場者も不公平感を感じて不満だったのだな…
なんてこと私達は知る予定では無かったよね。
打ち上げを生配信…馬鹿な…
ただ、久保田さんは元から口汚く文句を言い放つキャラで、その不満を生配信で表明したのは馬鹿だけど上に噛み付いたというだけの話だと思っている。
謝罪するか貫くか久保田さん自身の問題だと。

武智さんに関しては表に出る人格では無かったと言うしかない、それは審査への不満ではない人として許される発言ではない。
それからとろサーモンは去年優勝して、もう今回は部外者であるが武智さんは当事者であったわけで、直後というのは取り返しがつかつかない。
勝ち上がって来た人にまぐれは無いけれど、それは漫才のみの話であってTVタレントとしては世に出た瞬間からが審査。
武智さんは早々に落ちたと思う。
芸人はTVだけが仕事じゃない…劇場で頑張って下さい。

こんな風に真剣にお笑いを語ることが悪癖でありM-1の功罪だよなー
彼らが人生賭けてる姿を見せられて肩の力が抜けないんだよ。もっと楽に、もっともっと楽に、
「面白かったー」や「わかんなかったー」で見れるよう、余計な背景を気にせず楽しみたいです。