法案が、もう可決が絶対だそうな。
派遣仕事でいろんな会社の外国人の実習生を見てきた私には
奴隷集め
にしか思えないです。
急いで法改正してきた良くない法律の中でも
トップクラスに最悪。
他所の国が、現実はともかく法律で廃止し禁止したアパルトヘイトやカーストを、このグローバル社会と言われる現代に持ち込むことになるであろうな、
こうやって細部も詰めずに慌てて法改正したら。
一番危惧するのはそういった人権問題。
小泉政権以降、まず日本人が派遣の人権は会社内で無視されているのよ。
派遣は他所から給料貰ってる部外者であり、会社が派遣会社に金払ってるんだから奴隷扱いしていい存在であり、仕事を教え育てていかなくてもすぐに覚えない派遣は1ヶ月単位で契約更新しなくていいし、それならストレスの捌け口にしてイヂメても問題にならないし。
日本人が減ったから減るから単純作業の労働をする人がいなくなった…では、ない。
派遣法が改正されて企業が中途採用もパートアルバイト採用もしなくなって派遣で仕事を回すようになったら、現実がこうだったので誰もやりたがらなくなり、心を病んで働けなくなり…。
本来働けたはずの年齢と体力の持ち主である労働者が摩耗して、会社も人員不足と、仕事を覚える前に辞めてはまた新人が来るループに疲弊してしまった。
日本人はやりたがらない仕事…と言っても実際にはきちんと採用して労力に見合う待遇をしてゆっくり教えれば、真っ当に仕事を持っていたい人は定着する。
外国人実習制度で真っ先に人手を確保したのは確か老人介護施設だったよね。介護士は確かにキツい仕事だよ、しかし日本人がやりたがらない理由はあまりの薄給と人手不足による過剰労働であって、キツいからではない。
キツいというなら看護師はその比では無いだろうよ、こちらも人手不足だけど日本人がやりたがらない仕事では無い。（給料は介護士よりはだいぶ良い）
現行の実習制度で、工場、農場、工事現場などで外国人の受け入れをしているけど、これがまた上手くいっているとは全く言えない。
私はある、派遣には当たりがキツいけど実習生に対しては良心的な工場で、手厚く技術を学んで真面目に仕事に取り組んでいる実習生と一緒に作業をしていました。
彼らは一定期間を満了し「ありがとうございました、国に帰ったら日本の工場で学んだことを役立てますお世話になりました」と、みんなの前で別れの挨拶をした後、
工場の重要気密をごっそり盗んで帰っていきました…。
実習生を送り出して技術だけでなく気密も持ち帰る国、技術なんか名目で外貨獲得の為に日本に送り出す国、実習生を使って不法に儲けようとするビジネス、安い賃金に嫌気がさして犯罪で稼ごうとする実習生と、それを束ねる違法なブローカー。
異常な規模の窃盗や実習生集団による強姦、暴行致死などが激増している状態では
現行の実習生制度を見直して細部を詰めるのが筋なんではないかな。
何の細部も詰めずに「人数を拡大する」法律を作って、何が起きるか。
元々は外国人への人種差別意識が薄い日本人の、
外国人差別が一気に大拡大する可能性。
日本人の「均一ではないものへの嫌悪感」は、それはそれは凄まじいのだから。同じ教育を受け、同じ規則を強いられ同じ服装をし、列を乱すものを罰する社会なのだから。
全ての日本人が人権は守るべきものとしっかり教育され根付いていながら、少しでも間違えたり目立ったりした人間には容赦なく、正義を振りかざしてイビり殺す排他的社会です。
同じ目の色同じ髪の色を当然とし、ある意味強制されてきた世代がギシギシと他人を監視し続けてきた社会です。
若い日本人が大卒当たり前になって単純労働者を得にくくなったことと、日本人が実質数字的に減っていくので人手不足が深刻なことは、
確かにそうなのだけど、
一方で「AIが進化して人間の職が奪われる」という危惧を叫ぶのは一体何故だ。人が足りない時代ににロボが続々職に就くのは理にかなっている。
人が減ったのは国の責任なのだから国で解決策を見出すべきではないか。
というか、
労働者確保のための難民受け入れとか
人道的にはそれも頷けるのだが、やみくもに外に手を出す前にまず自国の中に、自国民の難民が山ほどいることに対して議論すべきではないのか、法改正すべきではないのか。
自国民が病んで喘いでいる原因を調査解明して自国を立て直してから、外の人道支援に目を向けなさいよ、国民に対して外道極まりない今の政府よ。
あの国会は、銭泥棒だわ。議会は必要か？議論してないもん。議題に上げたものはどれも全部強行採決、野党の声はおろか国民の声も何も関係ない。
勝手に決めるんなら議会いらんでしょ、議員もいらんでしょ、北の偉い人と同じでしょ。
国会と国会議員こそ税金の無駄。議員制度は廃止したら？w
この問題と、つい先日に全国民から失笑された「高輪ゲートウェイ」は根っこでは同じ。
世間知らずな少数の爺だけが集まって時代遅れの決定をする。皆さんの意見はどうですかー？と聞いておきながら、自分らの案しか見ないというね。
出来上がるのは、現代社会からズレにズレたお爺ちゃん方の”俺たちの時代は”と”今の若者は”のMIX。
とにかく。
何か決めなきゃいけない時の決定権のある人及び団体は、専門家と共に世界の例を検証して問題に対してじっくり取り組み、各種意見と突き合わせて問題の解消と落とし所をはかり、各不安要素への対応などを盛り込んだ上で
そこから反対意見側と議論に入り、どういう反対があるのか聞き、対案を出させて善し悪しを検討してから、採決して頂きたい。
今回の強行採決はそれがほんの少しも行われなかった。
党への忠誠や選挙への影響ではなく、法案に対し議論を尽くしていけるようでなければ議員制は必要無いんだよな。