鷺栖神社 | ご近所の神社訪問記

ご近所の神社訪問記

近場の神社や、気になる神社の紹介です。
神社のいわれ、神様やそこに住んでいた昔の人などに思いを馳せてみます。たまに岩や石のことも紹介します。

鷺栖(さぎす)神社

所在地

埼玉県鴻巣市広田3814

祭神
日本武尊 他

補足
広田のささらは、別名「龍頭舞」といい、頭に龍頭をかぶって舞う獅子舞である。
この獅子舞は、寛永十六年(一六三九)七月二十七日より地区内の諏訪神社で始められたと伝えられている。その後、明治四十二年に諏訪神社が鷺栖神社に合祀されてからは、獅子舞は鷺栖神社の神事として毎年十月十五日の大祭に、五穀豊穣と悪魔除けを祈願して奉納されている。(境内案内板より)

ご近所の神社訪問記-鷺栖1
鷺栖神社。


ご近所の神社訪問記-鷺栖2
拝殿。


ご近所の神社訪問記-鷺栖3
筒粥神事も行われているようです。


ご近所の神社訪問記-鷺栖4
境内には、土で盛った舞台がありました。


ひと言
なかなか近場の神社に行けないので、少し前に出会った神社を紹介します。
埼玉県鴻巣市にある、鷺栖神社です。

本当は渡柳から利田に行くつもりだったのですが、なにを勘違いしたのか、再度小埼沼へ。
小埼沼は先月、「もうここには二度と来ることはないな」と感慨にふけった場所でしたが、すぐにまた来てしまいました・・。
とにかく詳細な地図を持たずに、風まかせ、運任せのお参りなので、どこに向かっているか分かりません。
なので、全く予定にはありませんでしたが、成り行きでの神社訪問です。

この神社は鷺栖神社という、変わった名前です。調べてみるとこの名前の神社は、行田市と奈良県橿原市にもありました。特に、ここだけの神社というわけではなさそうです。

案内板に、『広田のささら』とありました。
『ささら』はこの辺りでよく行われている獅子舞のようです。因幡でいうなら麒麟獅子のようなものかもしれません。麒麟獅子は、由来がはっきりしておりますが(江戸時代初期、池田のお殿様のお披露目に因む)、『ささら』はまちまちのようです。

調べてみると、地域によっていろんな『ささら』がありました。三人の獅子が太鼓をたたきながら跳ね踊る、というのが基本のようです。
沖縄のエイサーにも似ていると思いましたが、エイサーは福島の踊りが起源だったと思い出しました。

物語もありました。

雌獅子と雄獅子二人。最初は三人で仲良く踊っていたのに、花の中に雌獅子が隠れてしまった。(いたずら心か?)
すると残された雄獅子は、相手が隠したのではないかと、お互い疑心暗鬼になってしまう。
あんなに仲が良かったのに。。そしてケンカが始まって・・。
・・と、深いです。

いろんな『ささら』が動画で紹介されていました。見ているうち、すっかり虜になってしまいました。実物を見てみたいです。


ご近所の神社訪問記-鷺栖5
案内板にあった『広田のささら』の写真