映画、実写版「ゴールデンカムイ」を観てきました。
原作マンガは完結していて、全館読破済。
数年前に東京ドームそばで開催されたゴールデンカムイ展は大盛況でした。
実写版の発表があった時、ビジュアルが原作まんまと評判になる中、唯一、主役の杉本佐一役の山崎賢人さんだけが原作イメージより細くて華奢すぎる…と不満でした。
ネットでも同様の意見が多数湧き、それゆえ観るつもりはありませんでした。
ですが映画が公開されてすぐ、面白かったとの声が多数ネットに上がり、またCMの映像やメイキング番組を観てみたら中々のもの。
これは見て確かめるしかない。
でも、もしも駄作だった時のために会員割引のある水曜と金曜のどちらかに行こうと思い、仕事が定時上がりにできる金曜に行ってきました。
こちらが映画のチケットと映画館の会員証。
シン・ウルトラマンの会員証は映画公開時の期間限定カード。
手数料を払えばこれに交換できるとのことで、即交換しました(笑)
大スクリーンでも上映していたが、到着時間と次の「ゴジラ-1」との兼ね合いで小さいスクリーンを選択。
映画館内は外で買った食べ物の持ち込み禁止なので、開場されるまでの10分程の間にコンビニで買ってきたパンを食べて腹ごしらえしておきました。
予約しておいたチケットを発券し、会場してすぐに入場。
がらっがら!(会場してすぐなんだから当然だ)
田舎の平日夜ならこんなもんか。
そして映画はとても面白かったです!
不安だった杉元役の山崎賢人さんは、テレビのメイキングで役作りの為に体重10キロ増やしながら体を鍛えたりしたそうで、そのせいか杉元役なのハマってたのに感動しました。
アシリパはまんま!
演じてる山田杏奈さんは23歳だそうですが、子供と大人の間くらいのアシリパをうまく表現されてたと思います。
白石吉竹と鶴見中尉は原作まんまでした🤣
舘ひろしさんの土方歳三、かっこよかったです!
以下、ネタバレありの個人的な感想です。
舞台は中国の二百三高地の戦闘シーンから始まります。
二百三高地ってぼんやりとしか知らなかったんですが、中国東北部、遼東半島の南端に位置する旅順(現在の大連市)にある給丘陵のことで、日露戦争の最大激戦地となった所とのこと。
二百三高地の映像もすごかったけど、そこでロシア軍と闘う杉本佐一役の山崎さんのアクションが凄い!
北海道のシーンで、出てきてすぐヒグマに殺されてしまう第一の囚人役のマキタスポーツさん。
なんで雪山の中の河原で酒飲んでたんだろう?
これはいまだに不思議に思っている。
あと最初に出てくるマキタスポーツさんを殺したヒグマはかなりリアルだったが、その後に出てくるレタラやヒグマはちょっと作るものっぽさが否めなかったのが残念でだった。
気になったのはそれくらいで、鶴見中尉や白石、アシリパなど、役者さんのビジュアルも立ち居振る舞いも原作の再現度が高く、展開もテンポよくて面白かったです。
チタタプのシーン、本当の生肉使ってます。
(メイキングで見たリハでは、チタタプの肉にラップしてチタタプやってました)
熊穴に残された子熊に情が湧いて、食べるのを嫌がる杉元にちょっと萌えました(笑)
原作が長編なのでどこまで上映するんだろうと思ったら、杉元・アシリパ・白石が手を組む約束をして味噌入り獅子鍋を食べて、土方さんが永倉さん達と手を組み、金塊の本当の量を打ち明ける所までで終わっていました。
ですがその後に、これから出てくる登場人物のビジュアルも流れたので、続編作る気満々な事が窺えました。
あ、もうひとつ気になった事を思い出しました。
物語のキーになる「刺青人皮」を耳だけで聞くと
「ん?にんぴってなんだっけ?」
と一瞬理解できなかった。😅
これは字幕入れておいてほしかったな~。
もしかしたら先に入ってたかも?
まぁ続編上映が決定すればTVで放送されるだろうから、その時チェックすればいいか。
あ…でも、結構残酷なシーンや描写が多いから(ヒグマに顔を削られて、皮一枚でかろうじて顔が繋がってる兵隊さんとか)
TVでノーカットで放送できるかなぁ?
総論として面白かったです。