みなさん、こんにちは
今日から3連休ですが、例によってどこにも行かない我が家。
庭では秋の花が咲き始めているのですが
シュウメイギク
アメジストセージ
まだまだ暑いし、三連休は渋滞するし・・・
それに旅行に行って帰ってきたばかりだしね。
・・・実は9月の第一週に夫の叔父さんの訃報の連絡があって、週末に2泊3日で高知に行ってました。
高知には夫のお母さんの実家があり、小学生の頃は毎年夏休みの一ヵ月を高知のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんのところで過ごしていた夫。
私も父方の伯父が高知市内で呉服屋をしていた関係で縁が深く、子供の頃から何回か行ったことがあるし、結婚してからも何度も行って、今では娘も含めて大好きな土地。
好きです、高知。
夫にとって「兄貴」のような存在だった叔父さんが亡くなったとあって、お葬式には参列するために、当初飛行機で夫だけ行くつもりでしたが、飛行機が取れない!
叔父さんご一家を大好きな私も一緒に車で行くことにしました。(←ちょっとね、さすがに高知まで一人で運転するのは危ない)
8月にひいた夏風邪の影響か、トンネルが多くて高低差がある高速を走ったせいか、高知に着いた頃には私は耳が痛くて気分が悪くなったので、お通夜には夫のみ参列。(←一時間くらい横になってたら治りました)
高知と言えば、慶弔に関わらず「飲まざるを得ない」と思っていたのですが、最近は飲酒運転防止のために葬儀ではお酒は出さないそう。いいことです。
で、お通夜が予想より早く終わった夫と、はりまや橋の近くで待ち合わせて夜ご飯を食べました。
宿泊したホテルからはりまや橋までは路面電車で三駅。
小学生の頃には京都でもチンチン電車が走っていたのですが、四国は路面電車が残っている都市が多いですね。
久しぶりに乗ったらバスより快適で、時間通りに来るので、「路面電車っていいなあ」と思いました。
はりまや橋は、子供の頃に見た時は「???」だったのですが、綺麗になって水辺のある公園になってました。
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ライトアップされていた。
で、翌日の告別式にはもちろん私も参加させて頂きました。
叔父さんもご家族も素敵な方達で、参列者の方々も多く、叔父さんがどれほど周囲の方達から愛されていらしたかを本当に実感しました。
叔父さんは、退職後は高知市内の観光ボランティアをされていて、大人気だったそう。
高知に対する愛情に溢れた方でした。
明るくて、人好きで、お酒も好きで、でも仕事に対する責任感と情熱は人一倍だった叔父さん。
私も大好きでした。
高知は神道のお家が多く、夫の母方も神道のお家。
神道なのでお焼香ではなくて、榊を捧げます。
初めてではないけれど、いつもと勝手が違うのでちょっと緊張したかな。
告別式の後、お昼を食べがてら、ちょっとドライブに。
海辺を走って、仁井田のここで遅いお昼を食べました。
食べたのはこれ
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カツオのタタキとシラスの半々丼。
シラスに柚子のたれをかけるのは初めてでしたが、美味しかったです。
しかも、最後に出汁でお茶漬けできるのですが、このお茶漬けがとっても美味しかった!
今回高知で食べたカツオのタタキの中では、ここのタタキが一番新鮮で美味しかったです。
その後浜に降りられるところを求めてドライブしたのですが、数十年以上前の夫の記憶とは違っていて、防波堤がずっと続いて、南国市のあたりでやっと浜に降りれました。
高知の海はすぐ外洋なので遊泳禁止の浜がほとんどで、海水浴場は少なく、夫も「子供の頃、おばあちゃんに連れられて、この辺りに来たことがあるけど、海水浴に来た記憶はない」そう。
こんな感じの浜が延々続いています。
五色の浜と同じで、砂浜ではなく、石ころの浜。
綺麗な色の丸い小石の浜です。
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遠くにタンカーが見える。
写真には写っていませんが、遠くの桂浜のあたりまで見えていました。
でも、暑い!
熱中症になっちゃう!
ということで、早々に退散しました。
翌日は朝高知を出て、徳島で高速を降りて、祖谷(いや)渓谷に行くことに。
夫は小学校5年生の夏に高知市内から一人(!)で大歩危(おおぼけ)渓谷に来て、遊覧船に乗ったらしい。
大歩危で遊覧船に乗りました。
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遠くに見えるのが遊覧船乗り場のある道の駅。
建物から乗船場を見下ろしたところ
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「行きは良い良い、帰りは恐い」じゃなくて、ヒーってなりました!
11時に発車するの船の切符を買い、先頭で待っていたのですが、後から来られた台湾(!)からの観光客の方で船が満席になるというので、次の船に乗りました。
台湾の方達を乗せて出発した遊覧船
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標高が高い場所のせいか、水辺のせいか、陰に居たらとても涼しかった。
滝が見えたりして、いい感じ。
五分後に到着した遊覧船に乗って私達も出発。
一番前の席に座ったら、川風が涼しくて最高でした!
こんな感じの斜めの結晶片岩という岩が両側に続きます。
大歩危は下流に向かって斜めに岩が続き、小歩危では逆になっているそう。
大地の皺なんですね。
壮観でした。
小歩危にも行ってみたい。
電車で行くと大歩危の景色も小歩危の景色も堪能できるようです。
一回電車で行くのもいいかも。
途中で途切れた鉄橋のように見えているのは、増水の時に遊覧船を陸に上げるための装置だそう。
この先は急流なので、遊覧船はUターンするのですが、この先はラフティングが出来るそうで、
向こうの方にラフティングのボートが休憩中でした。
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ラフティングもいいな!
山ほどラフティングショップがありました。
来年はラフティングをしに来ようと夫と話しました。
北山村でラフティングをしたことがあるのですが、とっても面白かった!
体が動くうちに一回は行きたい。
大歩危の後は祖谷のかずら橋に。
有料ですが、保存にはお金がかかりそうなので、有料には納得。
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先客がいらして、ゆっくりゆっくり渡っておられました。
「怖そう・・・」と思ったのですが、意外と揺れなかった。
十津川村の谷瀬のつり橋を何度も渡って、その度に「止めときゃ良かった」と後悔する私。
だって、縦揺れ、横揺れが半端ないんです。
川底からの高さも谷瀬のつり橋は高層ビル並みにあるし・・・
谷瀬のつり橋
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(画像はお借りしました)
それに比べると、祖谷のかずら橋は、距離も短いし、川底からの高さもそんなにない。
それでも、橋の途中でスマフォを取り出して、写真を撮るのは、ちょっと勇気が必要でした💦
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上流にキャンプ場があって、水辺で遊べるみたい。
涼しそうだったけど、恐いったら!
スマフォを落とさないように必死でした💦
渡り終わって反対側からの写真を撮っていたら、
先客のご老体が渡り終わって休憩されていたので、ちょっとお話したところ、なんと、御年96歳!
「昔はもっとスタスタ渡った記憶が・・・」とおっしゃってましたが、いえいえ、お達者です!
夫が「以前はもっと頼りなくて、揺れてませんでしたか?」と聞くと、「ああ、確かにもっと頼りなかったし、もっと揺れたと思う」とおっしゃってました。
夫は行く道中の車の中で私に「怖いぞ。揺れるぞ。」と言っていたのに、私が平気で渡ったので、「昔はもっと怖かった」と証言してくれる方がいらして、満足した様子(←子供みたいでしょ?)
で、やっとお昼を食べることに。
「祖谷そばを食べたい」と夫がいうので、すぐそばのお店で食べたのですが、食べながら夫が「祖谷そばって、ぼそぼそして、めっちゃ美味いってわけでもないやろ?」
「!」
「なんで、食べたいって言った?」と思ったら、続けて、「〇〇ちゃん(←叔父さんの名前)に昔連れてきて貰ったときにも、これ食べてん。」と一言。
追憶に浸ってるのね・・・
夫の三親等内の最後の親族だった叔父さん。
夏休みのキラキラした思い出とつながっていた叔父さんだったのです。
自分の父親が亡くなった時も泣かなかった夫。
「こういう形で追悼するんだなぁ」と、ちょっと私もしんみりしました。
で、その後は「お前好みの露天風呂に寄ってから帰ろう」というので、立ち寄り入浴ができる祖谷温泉に行ったのですが、ここが良かった!
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(画像お借りしました)
私、渓谷沿いの露天風呂が大好きなんです!
海辺の露天風呂も大好き。
白浜の崎ノ湯には何回も行ってます。
夏に行った赤穂温泉の銀波荘も海が見えて、最高でした。
十津川温泉郷には立ち寄り温泉で渓谷沿いのところが多くて、年一回は行ってるし、関西ばっかりですが、関東のそういう露天風呂にも行きたいな~。
おすすめの露天風呂があったら、是非コメント欄で教えてください。
しかもこの祖谷温泉はケーブルカーで谷底に降りて行くという珍しい露天風呂。
ケーブルカー乗り場からの景色
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この谷をケーブルカーで降りた先に露天風呂があります。
道路沿いの旅館の二階には内風呂があり、そこと露天風呂とケーブルカー代込で1900円。
時間が無かったので、露天風呂しか入りませんでしたが、ロビーの雰囲気とかも良かったです。
今度は泊りたいな。
ケーブルカーの車窓から見た景色
下の方の赤い屋根が駅。
凄い傾斜!
しかも、乗客が自分で発車ボタンを押すというシステム😂
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夫がボタンを押したのですが、恐がりなので、しっかり掴まっているの図(笑)
ここの露天風呂は源泉かけ流し。
「日本秘湯を守る会」に認定されています。(←これに認定されるには、加水、加温無しでかけ流しでないとダメらしい)
ここの露天風呂のお湯は38度ちょっとで湧き出していて、夏にゆっくり浸かるにはぴったり!
しかも凄い炭酸泉で、ちょっとヌルっとしていて、美肌の湯!
目の前には渓谷。
いや~、癒されました。
露天風呂の前を流れる川
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こんな景色を眺めながら、ぬるいお湯に浸かっていると、帰りたくなくなって困っちゃった。
紅葉の季節に泊りで来たいと思ったのですが、予約できるかな~?
有名らしく、岡山から日帰り(!)で来られていた二人組の方が「紅葉の季節に来たいけど、もう予約が取れないと思って」とおっしゃってました!
来年にするか・・・
で、すっかりスベスベになって、帰路に着きました。
夫と二人で旅行すると、大抵一回は喧嘩になるのですが、今回は夫の追憶の旅だと思って、私が優しい気持ちで行ったせいか(←いや、自分で言うのもなんですが・・・)、和やかに帰ってきました。
この猛暑が今後も続くようなら、海辺より渓谷がいいかも。。。。。
では、また。