よろぶん、アニョハセヨ
台風が停滞して九州周辺はまだまだ豪雨が続いているところもあるようですが、被害にあわれませんことを祈っています。
さて、BOTTGAソウルのイベントで実行されたロウンのミッションですが、夏風邪に悩まされながらも、どうしても妄想を書きたくなって止まらない私。
昨日は薬を飲んでも全然お鼻ジュルジュル状態だったのですが。今日はちょっとましになりました。
今日のは、私による、私のためのブログですので、「そんなん、他人の妄想につきあってられる程、暇ちゃうねん💢」とお思いになった方はここで引き返してください。
さて、これ
↓
・・・はああああああ!何度みても可愛い!
いや、感想はどうでもいいねん!
ロウンくんのミッションにストーリーをつけてみました。
題して『エージェント キム・ソクウ』
ただし、BOTTGA篇の前に「RPM」篇というプロローグ、そして「PUZZLE」篇と「ティファニー」篇がありますので、2回に分けてお届けします。
では、どうぞ!
プロローグ「RPM」&「PUZZLE」篇
5年前、地球から3光年離れた惑星S–F9では惑星の存亡をかけた最後の戦いが繰り広げられていた。
一人、また一人と力つきて行く防衛軍の戦士たち。
惑星防衛軍の戦士キム・ソクウは戦闘の状況を偵察するために一人本部を離れる。
しかし、敵軍の攻撃を受け、傷を負ったソクウもまた、一人物陰に身を隠すことになる。
一方、王は惑星維持装置を側近とともに守っていた。
しかし、敵軍の攻撃は激しくこのままでは惑星維持装置を奪われかねないところまで、戦況は悪化する。
王は側近に命じ、惑星維持装置を惑星から離脱させる決心をする。
惑星維持装置が惑星外に持ち出されればS–F9星の時間は停止するが、戦闘による惑星の荒廃もその時点で止まるからだった。
連絡を受けた導士ヨンビンが王宮に密かに現れる。
維持装置が惑星外に出た瞬間にS–F9星ではすべての時間が凍結され、人々は何が起こったのかを知らないまま、永遠に動きを止めることになるが、それは死ではない。
敵軍を宇宙に引っ張り出し、宇宙戦で勝利した後、惑星維持装置とともに王が帰還して再び王座につけば、再び時間は動きだし、人々は動きだし、S–F9星の滅亡は避けられる筈だ。
苦悩しつつも、惑星と人々を守るためにはこれしか方法が残されていないのだと、王は自分に言い聞かせる。
王から維持装置を託されたヨンビンは惑星維持装置を宇宙間の転送装置に入れる。
導士ヨンビンが維持装置の転送先として選んだのは、3光年彼方の太陽系に存在する地球。
S–F9星とよく似た環境の地球なら、王と防衛軍が形成を立て直す時間が稼げると導士は考えた。
導士が維持装置を入れたケースを持って王宮を出たのを見届けた王も戦闘に加わる決心をする。
敵軍は生命維持装置を奪取するために王宮内部にまで侵入。
黄色のアイグラスを着けた敵軍のヨルム将軍。
彼らの住む惑星は過度の文明発達により生命が住める星ではなくなりつつあった。
S–F9星の惑星維持装置があれば、彼らの星は暫くの間、維持できるはず。
彼らもまた、故郷の星と愛する人々のために命をかけた戦いに臨んでいた。
保管庫までは辿り着いたものの、どれが維持装置かを判断できずにいる。
その頃、戦場で王が戦闘に加わったことを知らせる狼煙が上げられる。
それを見上げる戦士たちの心には絶望が・・・
王宮が陥落した・・・
ソクウもまた一人、のろしを見上げていた。
だが、王が側近と共にS–F9星を脱出し、はるか維持装置が転送された地球へと向かったということを知り、ソクウも後を追う。
RPM MV
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3年後、S–F9星防衛軍の側近たちは長い旅の果てに辿り着いた地球で、移動の最中に失われたS–F9星の維持装置を探す作業に追われていた。
王位を捨てたテヤンも仲間として活動し、ソクウも合流していた。
合流したソクウが驚いたことに、敵軍の一部が王たちと共に地球に到着していた上に、仲間に加わっていたことだ。
王たちを地球まで追ってくる間に、ヨルム将軍たちの星は滅亡してしまい、帰る星を失った彼らはテヤンから慰めの言葉をかけられて、仲間になっていた。
しかし、肝心のヨルム将軍の姿が見当たらない。
ソクウがその疑問を口にすると、ヨルムの部下であったフィヨン副長が、「ヨルム将軍、地球ではインソンと名乗られておりますが、彼はヨンビン導士の提案を受け入れ、地球での戦闘法を学ぶためにヨンビン導士と共に韓国軍に入隊中であります」と説明した。
しかし、長く続いた異星での生活に疲れたメンバーの中に「裏切り者」が出ていることが発覚。
メンバー達はそれが誰かを突き止めようとする。
ここでも情報収集を担当するソクウ。
「裏切り者」についてのヒントはあるものの、決定的な証拠が掴めないまま、メンバーに焦りが出始め、お互いがお互いを信じきれなくなっていく。
ソクウはまたしても一人、機密事項を保管する倉庫に潜入し調査をする。
疑い出すと、自分以外の誰もが疑わしく思えてくる。
彼か?
いや、彼か?
それとも・・・
そんな筈はない・・・けれど、彼かも・・・
いや、怪しいのは・・・
まさか、彼ではあるまい
見つかったと思われた証拠は誰かの手によって持ち去られる
顔の見えない「裏切り者」の存在はメンバーの心に亀裂を生じさせていったのだった。
絆を失ったメンバーは一人また一人と姿を消していき、ソクウもまた、どこへともなく姿を消したのだった。
PUZZLE MV
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「アカデミーミュージアム」篇
仲間と別れて暫く経った頃、ソクウはある組織からの接触を受ける。
組織からの指示に従って、LAに飛んだソクウ。
招かれた先はロスアンジェルスの「アカデミーミュージアム」。
地球に来てから映画のとりことなっていたソクウにとって、「アカデミー賞」は憧れの賞であったため、喜んででかけたのだが・・・
ソクウが「オスカー像」の前まで来た時だった。
突然、ソクウの頭の中に声が響いた。
周囲を見回したが、スタッフには聞こえていないらしい。
「やあ、ソクウ。私の声が聞こえるということは、君も我々の仲間だという証拠だよ」
オスカー像は、自分は「UNIVERSE WANDERING SOUL SOCIETY」の代表と名乗った。
オスカーの説明によると、「UNIVERSE WANDERING SOUL SOCIETY」、通称UWSSは故郷の星を失って地球にたどりついた宇宙放浪者たちによって結成された組織である。
宇宙人としての能力を活かす機会が映画界には多く、宇宙放浪者たちは自然とハリウッドに集まり、そこでUWSSが結成されたという。
本部は「アカデミーミュージアム」にあるが、同じ場所の異次元空間に設置されているため、地球人にはわからない。
驚くソクウに、オスカーは有名俳優の名をいくつも出して見せる。
「ほら、人間の役者は本当に人間だけど、スタントマンは我々の仲間だよ」
信じられない思いで周囲を見回すソクウにオスカーが説明する。
「ほら、彼もそうだし、彼女も仲間だよ」・・・と。
そして、オスカーはソクウに「俳優及びアーティストとしてデビューし、有名になること」というミッションを提案する。
組織の目標の一つ、「S–F9星の惑星維持装置を発見し、惑星維持装置を研究して滅亡した星々の復活と、これから滅亡するだろう星々の滅亡を防ぐ方法を探る」というミッションに携わるエージェントとしてソクウと契約を結びたいというのだ。
ソクウはそれを諒承する。
宇宙人である自分は普通に生活していても、目立ってしまう。
それならいっそのこと、「目立つ」ことがマイナスにならない仕事をすればいいのではないか。
それに、自分がメディアに姿を現したら、それを見た仲間から連絡が来るかもしれない。
そして、何よりS–F9星の凍結を解除したい。
仲間と再会し、故郷の星に帰還できるなら・・・・
ソクウは組織のエージェントとして働く契約をする。
最初のミッションは日本で行われる「ティファニー」の展覧会に出席し、行方不明になったままの惑星維持装置ではないかと疑われる宝石を探ってくるというものだった。
ソクウはアーティスト「ロウン」としての美貌を買われて、「ティファニー」のアンバサダーとなることに成功した。
続く。