えい英語の始動からはや4か月。小学生から大人までの生徒さんから刺激を受け、おかげさまで楽しい日々を過ごしています。

 

冒頭の絵は小学4年生のKちゃんが形を学習した際に、circle, triangle, rectangle, square, cross, star, diamond, heartの8種類を巧みに使って描きあげた、おにぎりを食べる少女です。吹き出しに「おいしい」とありますが、目を見開いて、大きな口をあけて食べる姿を見ているだけで、おいしさが伝わってきます。お母さんの作るおにぎりが大好物なんでしょう。Kちゃん、なにも見ないでスラスラと描き上げました。生命力が溢れるすてきな絵です。元気をもらいました。

 

大人のクラスでは、今ちょっとしたテイラー・スイフトブームです。

 

 

 

2022年のNYUの卒業式でのスピーチです。全部聴くと30分くらいあります。スクリプトも手に入ります。

 

 

 

とても長いスピーチですが、メモを見るでもなく、言い淀むこともなく、面白かったこと、悲しかったこと、やさしさにあふれてはいながら、ちゃんと厳しいことも恐れず口にして、ところどころにちりばめた伏線はどれも最後にしっかり回収されるという、見事なスピーチです。

 

最初にこれを教えてくれたのはわたしと同じ50代のMさんでした。それを聴いた、テイラーと同い年のOさんも興味を示し、おかげさまでもう何回もスピーチを聴き、スクリプトに目を通すことになりました。何度聞いても、いいスピーチで感心します。MさんがInstagramで見つけてくれて、教えてくれました。ありがたいことです。

 

わたしの特にお気に入りの箇所は“Never be ashamed of trying. Effortlessness is a myth.”  この前後を含めていわんとしているのは、やりたいと思ったことは臆せず挑戦して、とことんやってみて。あくせくするのをはずかしがらないで。苦労のあとをみせないのがかっこいいなんて、誤った考えだから、という感じでしょうか。

 

60歳ちかくなってもなお恥をかき続けて生きているわたしには励ましのような、慰めのような、なんともありがたいお言葉でした。

 

しかし最近あることに気づきました。この年齢で恥をかきかきマラソン大会に出てみたり、新しいことに挑戦しているのは、べつにいやいややってることじゃないし、年齢に抗っているわけでもないな、と。

 

きっかけはつい先日、誕生日を迎えた年齢の近い友人の一言でした。「『無理しないで』とは、よく言われるけど、『無理して、そのあと少し休んでください』というメッセージはうれしかった」 これを聴いて、わたしもそうだよなあと思ったのです。

 

無理せず、できることだけをしている大人って、足るを知っている大人って感じで、かっこよく見えていました。わりと最近まで。でもこの年齢になってみると、そういうのは実は寂しくて、物足りないんじゃないかと思えてしまいます。できっこないからやらないと、あきらめてばかりの自分に嫌気がさしてしまいそうです。

 

いくつになっても、できるかできないかわからないあたりのことに挑戦して、うまくいったら大喜びして、うまくいかなくても、頑張った自分をおおいに褒めちぎる。そういう生き方のほうが楽しいし、健全ではなかろうか。

 

70歳を過ぎても100キロマラソンに出るひと、新たなことに挑戦するひとはたしかに、体力や知力の老化に抗っているのかもしれないけど、それはメインの理由ではなくて、本音はただそうしたいから、それをやっている自分が好きだからやっているまでのことなんじゃないか。今はそんなふうに思うようになりました。

 

はらはらさせられたり、気の毒に思ったり、ときにはバカみたいに見えることもあるかもしれません。でも心配に及びません。挑戦してるひとはみなハッピーなのです。実際、そういうお年寄りから勇気をもらうこと少なくありません。

 

恥をかくことを恐れない。いくつになってもやりたいことは失敗をおそれずやってみる。それが人生を最後まで楽しく健全に生きる秘訣。いい年してみっともないなんて言いながら斜に構えているひとのほうがむしろ不健全。そんなのはかっこつけてるだけ。そうでしょ、テイラー?

 

テイラーに、恥かき人生をすごく肯定された気がしています。

 

【えい英語 7月の予定表】

 

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