今年で3回目を迎えた奥中山地区センター前、国道4号沿いの花壇整備。いちばん大好きな地域行事。私にとっては一年に一度のお祭。


大々的なイベントとして参加を呼び掛けているわけでもなければ、清掃活動のような住民の義務という感じもない。この年一行事には特別名前もない。


私がこの行事が好きな理由①準備が周到。反省も怠らない。毎年、行事のあとに問題点を洗い出し、翌年、それを改善してきている。年を重ねるごとに、着実にスムーズに進行するようになっている。今年もまた新たな問題が提起され、来年はこうしようというアイデアも出されていた。


理由② みんな楽しく働いている。しゃがみながらの作業、苗やジョウロを抱えて行ったり来たりの繰り返し。体勢はきついし、なかなかの力仕事もあるけれど、みなさんとても積極的に動いておられる。上は90歳を越えたおばあちゃまから下は高校生まで、みなさんよく働かれていた。みなさんお花好きで、どんな花が咲くかを想像しておられるようだった。お花が生き生き育つよう、最善の花壇を作ってあげたいという心意気が伝わってくるのだ。


理由③花植えが終わっても、水やりや草とりを率先してされる方々がいる。誰に言われるでもなく、ただお花のためを思って地道な作業を時間をかけてしてくださる方々がいる。誰に誇ることもなく、ひっそり静かに。その心が美しい。そしてそういう方々の草とりというのは芸術級に美しく、動きに無駄がなく、見ているだけでうっとりする。


理由④命令するひとはいない。みなさん自宅の花壇も美しく整備されている方々。そういう方々は花を植え、育て、かたづけるまでをすべて自分でやってしまわれる。といって自分のやり方を強引に勧めたり、強要するひとはいない。芯に秘めた強さが美しい。




理由⑤花が咲きはじめると、きれいだし、国道沿の景色が一変し、そこに自分も少し関わっていたという、ほこらしい気持ちになる。


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花はもちろんきれいだけれど、働くひとの所作も、心もきれい。こんな方々たちとなら、きっとどんな作業も楽しくできる気がする。




奥中山に移住して以来、ずっと生き方のお手本としてきたおばが亡くなったのは何年前だろう。日がな畑にしゃがんで草とりしていたおばの姿が脳裏に浮かぶ。


きれいで美しくて楽しい。