骨付きチキンにどう立ち向かうか。+英国チキン事情 | ロンドンまんぷく日記 ~行き当たりばったり海外自炊生活~

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ロンドン暮らしのごはん事情。美味しいものをもとめて日々、料理したり彷徨ったりしている日記。


 

ちょっと意味のわからないタイトルしか思いつきませんでした。。。

N〇Kのドキュメンタリーみたいな

 

 

まじめか真顔 

昔から作文でもなんでもタイトルを考えるのが苦手でした。

 

↑ただただ骨付きチキンというだけで掘り出してきた写真です。ずーっと前に作ってめちゃくちゃ美味しかったことは覚えているのですが、レシピを忘れてしまいました笑い泣き悲しい、、、  やっぱりちゃんと記録しておかないとですね。

 

 

 

 

さて、、、

 

前回のあんぱんの記事にも書いたのですが、昨日はお世話になっている人に会っていました。

ちなみにあんぱんは喜んでもらえました。 良かったです!

 

 

その方は結婚以来もう何十年もロンドン近郊に住んでおられる在英邦人の大先輩なのですが、たまたま料理の話題が出た時、「イギリスでは親子丼がなかなかできないのよね」とおっしゃっていました。

 

 

 

そうそう、そうなんですよねー

 

 

 

なぜか。

 

 

 

調味料が揃わないから??

 

 

――違うんです。これまで何度か登場しているように、お酒みりんしょうゆめんつゆも行くところに行けば買えます。

 

 

親子丼なんてありきたりな材料しか使わないし、難しくなくない?って思いませんか?

 

 

じつは、鶏肉が問題なんです。。。

 

親子丼に使うのはもも肉が通常だと思います。が、イギリスでは鶏もも肉ってほとんど骨付きの状態で売られてるんです。(ちなみにこちらでは鶏の脚の上半分をchicken thigh、下半分をドラムスティック drumstick、全体をchicken legと呼び、三種類の売り方がされています)

 

↓chicken thigh (もも肉)。開かず骨つきのままの形状で売られているのが普通です。

 

 

骨なしのもも肉が全く手に入らないわけじゃないんですよ??

骨をとったもも肉は「鶏もも肉のフィレ chicken thigh fillet」という名前で売られています。

 

 

…でもね、、ちょっとこれ見て下さい、、

 

イギリスの大手スーパーの一つ、セインズベリーズ Sainsbury's のオンラインストアの画像なのですが、

 

 

ベーシックなセインズベリーズブランドで、

普通の骨付きの鶏モモ肉、1㎏のパックで£3.30(最近のレートで約470円)です。

1㎏でこれならまぁありがたいお値段ですよね。

 

 

それに比べてフィレ(骨なし)はというと・・・・・

 

 

同じくセインズベリーズブランドで320gが£1.95、つまり1kg換算だと£6.09(約865円)

 

1ユニットの大きさがそもそも違うのですが、それでも骨の有る無しで400円の差。

これって結構大きくないですか??笑い泣き

 

 

そういう状況なので、

 

「今日はどうしても骨なしのもも肉食べんねん。なんぼでも言い値で買ったるわ…!」

 

みたいな固い決意を持って買い物に行ったのでない限り、なかなかフィレには手が出ないんですよねあせる

 

 

なので、こま子が骨なし鶏もも肉を買うのは消費期限間近のものがディスカウントになっているのを見つけた時だけです。でも鶏ももフィレは人気なのかあまり売れ残らないみたいで、なかなかディスカウントになりません。

 

 

自然と親子丼からは足が遠のきますショボーン

 

 

親子丼じゃなくても、レシピサイトで鶏もも肉の美味しそうなレシピを見つけても、

 

「鶏もも肉一枚を一口サイズにカットします」

 

っていう、一行目から挫折笑い泣き

骨付きのを自分で解体するっていう手もないわけじゃないですが…包丁の切れ味も悪いし難しい汗

 

 

 

そんな感じなので、もう骨なしもも肉はあきらめて骨付きチキン調理法のレパートリーを増やしていきたいなと思っております。

 

 

 

 

・・・ついでに。イギリスのチキンにはもう一つ問題がありまして……

 

これ、こま子がゆうべ料理に使ったチキンレッグなのですが、

(1キロで£2.25(約320円)、お値段的には有難いの一言です)

 

パッケージ越しにもわかるでしょうか。

なんか…なんというか……。清潔感に欠けると思いませんか笑い泣き

 

小さい骨の欠片とか混じってるし、皮の表面がもろもろしていたり、羽毛の根っこが除去されきらずに残っていたりあせるあせる 精肉過程で洗い流されるべきものが洗いきれてないんじゃないかと思うんですよね。。

 

 

なので、鶏肉を使うとき調理を始める前に  まず洗う というひと手間をかけざるを得ないです。

 

日本本でも鶏肉を洗うのって普通でしょうか?

こま子の場合、日本では鶏肉を洗ったことありませんでした。国産の鶏を買っていたからなのか、そもそも鶏肉の清潔感が気になったことがなかったです(てか鶏肉の清潔感てw 日本語下手か)

 

 

でも、本当は鶏肉を洗うのは良くないんですって。理由は、食中毒の原因になるカンピロバクターという菌が飛沫に交じってあたりに飛び散ってしまうからだそうです。

 

イギリスの国民保険/医療サービスをになうNHSが「鶏肉を洗ってはいけない」という注意喚起をしているくらいです。(Why you should never wash raw chicken ―https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/never-wash-raw-chicken/)

イギリスは日本以上に徹底した国民皆保険の国、NHSが医療全般を担っています

 

 

 

NHSがそういうならそうなんやろうなぁ、、と思いつつ、、、

 

どうせえっちゅーねん。洗わんかったら

 

 

これやで? 滝汗

小さな羽毛が残ってる鶏肉とか、ちょっと食べようと思えへん、、、

 

ちょっとこのまま調理しようとはどうしても思えないので、良くないと知りつつやっぱり洗ってしまいます。

未使用の食器に飛沫が飛ばないようにしたり、シンクまわりに抗菌スプレーするなど、気を付けてはいるんですけど。。

 

 

悩ましいです。真顔

 

 

ちなみにイギリスのチキンの名誉のために付け加えると、写真でお見せしているチキンの処理が甘いのは、安物だからというのが理由の一つです(イギリスのスーパーの中では値段設定が低い部類のTescoで売られている、一番安い部類のチキンです)

同じテスコの商品でももっと値段の高いものとか、もっと高級なスーパーの商品であれば、お値段に比例して品質は良くなります。まぁそれでも、日本で国産の鶏を買うのとはやっぱり違うんですけどねあせる

 

 

 

そんなこんなで、結局ゆうべも鶏肉を洗いました。。。

 

洗って羽毛の根っことか除去したら、割ときれいになります。

 

写真の材料を使って、ピリ辛トマト味ベースでニンニクをきかせたグリルにしましたよ爆笑

ちょっと焦げましたがおおむね成功でした!

 

 

盛り付けについてはまだ修行中です。

 

 

もともとこのレシピを書くつもりが、鶏肉について語ってたら長くなってしまいました。

次の記事で作り方を書こうと思います!

 

ひとまず美味しかったです。。。ごちそうさまでした(-人-)

 

 

 

 

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