こま子、諸々のことに追われていて料理をする時間とエネルギーがありません
デスパレートな私のため、ルームメイトが得意料理を作ってくれてました。ありがてぇ。。。
それがこちら、
野菜たっぷり「ビリヤニ」風です!
なぜ「ビリヤニ」と言いきらずに「ビリヤニ」風と言っているかと言いいますと
本物のビリヤニを知っている人から見たら
「こんなんビリヤニちゃうで」と言われるような、独自アレンジのレシピだからです。
でもビリヤニ用のスパイスを使っているので、ビリヤニの亜種であることは確かですよ (キリッ
ちなみにビリヤニというのは南アジア~イラン~中東料理をよくご存知の方にはお馴染みかと思いますが、その辺りの地域の代表的な米料理で、米を諸々の具材とともに大量のスパイスで味付けしたものです(説明適当か)。とくにパキスタン辺りがビリヤニの本場なのですが、パキスタン移民が非常に多いイギリスでもいまではビリヤニは一般的な料理になっています。
本来のビリヤニは下のパッケージの写真にあるようにあくまで米が主体の料理なのですが
こま子やルームメイトはユルく糖質制限を心掛けているので、米の量を極力減らして野菜でかさまししようとした結果、下で説明しているようなアレンジレシピになりました。
市販のビリヤニ用スパイスのパックを使います。
今回はたまたま「Bombay Biryani」のパックですが、シンプルなビリヤニスパイスのパックならなんでも大丈夫です◎ イギリスのある程度の規模のスーパーに行くと、こういうベーシックなビリヤニの素が売られています。
(ただしビリヤニにはいろんな種類があり、もっと特殊な種類のスパイスパックが欲しい時にはスーパーでは取り扱われていないことがあるので、そういう場合はパキスタン/中東系の人がやっている食糧雑貨店へ行くとよいです◎)
ちなみにこのビリヤニスパイスのパック、日本でも輸入食品店や通販で手に入ります!
お米は、日本米のような丸っこいお米ではなく長細いお米を使います。とりあえずバスマティライスを使っておくと間違いないですが、可能ならGolden Sellaという種類を使うのが望ましいです。
普通のバスマティライスはどんなスーパーにも売ってあるのですがGolden Sellaは問扱っているお店があまりないので、いつも苦労して探して買ってます
Golden Sella↓画像はTildaの公式サイトから借りました
バスマティライス...日本でも認知度が高まっているかと思いますが、インド・パキスタンあたりの地域で古くから栽培されてきた、香り高いことで有名な高級米です。
Golden Sellaというのはお米の種類というよりは製法による命名なのですが、特定の方法で精米・湯通ししたのち再乾燥させたお米がGolden Sellaという商品名で売られています。Goldenと言われるのは、精米と湯通しの過程で米が黄金色になるためらしいです↓
こま子の米櫃より。確かに黄金色です
このGolden Sella rice、プレーンでそれだけ炊いて食べると正直まずいです (え!
なんか、雑味があるんですよね…
が、ビリヤニみたいなスパイシーな米料理に使うと、あらまぁ!!スパイスの味が引き立つだけでなく米自体からも良い風味がして、めちゃくちゃ美味しくなります! 不思議ですよね。
「ビリヤニにはGolden Sella!!」というのは最初パキスタン人の友人に教えてもらったのですが、やっぱりビリヤニに関してパキスタン人の言うことに間違いなかったです
というわけでこま子宅では、味のうすい米料理にはりジェネラルで高品質なバスマティライス、ビリヤニなどの味が濃くスパイスのきいた米料理にはGolden Sellaと使い分けています。
前置きが長くなりましたが、
◎ルームメイト流「ビリヤニ風」のレシピです◎
- この↑箱を開けると中にパウチが入っているのですが、まずそのパウチの半量を鶏モモ肉に揉み込み、しばらく休ませます。鶏もも肉の量はお好みですが、ルームメイトは750gのパックを買ってそれを全部使っているようです。
- 鶏ももを休ませている間に玉ねぎ半分をスライスに、ジャガイモ(大きめなら2個、小さめなら3個)を二口サイズに、ニンジン(お好みで2~4本)を一口サイズに、パースリー(イタリアンパセリ、一束)を細かく、プチトマト(5~10個)を半分に、それぞれ切っておきます。それからニンニク5つぶほどむいておき、激辛にしたい場合は唐辛子を何本かぶつ切りにしておきます。
- 深めの鍋に油を適量しき、玉ねぎをアメ色になるまで炒めて取り出します。
- 新たに大さじ1の油をしき、強火で鶏ももに焼き色をつけていきます。
- 同時に別の鍋でお米の下茹でをします。上で書いた通り糖質制限メニューなので、お米は100~150mlくらいだけ! これをたっぷりの湯だったお湯で湯がき、3分くらいしたらザルにあげておきます。
(下茹での時間が短いと思われるかもしれませんが、日本米とはそもそも全く違う調理法なので大丈夫です。米に対するお湯の量も適当で大丈夫!3分ほど茹でたあと、残ったお湯は捨てます)
- 鶏ももに焼き色がついたら、強火のままジャガイモを加えて、残り半量のスパイスも振り入れます。しばらく炒めたらニンジンも加え、またしばらく炒めます。
- ヨーグルトを大さじ山盛り2ほど加え、馴染んでスープ上になるまで2、3分煮たら、さらに牛乳100mlを加えます。ここでニンニクと、辛くしたい場合は唐辛子を投入します
- 表面が平らになるよう具材をならしたら、その上にザルにあげておいたお米をのせてならします。その上に炒めた玉ねぎ、パースリー、プチトマトをのせます。(この時点では混ぜず、米-玉ねぎ-パースリー-プチトマトが層になるようにします)
- 蓋をしてトロ火で40分ほど。このとき濡れた布を鍋と蓋との間にかませるなどして密閉すると良いそうです(パキスタンの人によると、本当はパン生地を使って蓋を密閉するんだそう)
- 40分後に火を消して、15分ほど蒸らしたら出来上がりです!
ふたを開けたらこんな感じ スパイスの香りがもうすでに美味しそう!!
ここで全体をかき混ぜるのですが、お好みでバターをひとすくい溶かし入れるとさらに美味しくなります
お皿に盛りつけて…いただきまーす
あー、、、激辛やけどめっちゃ美味しい…
スパイスをしっかり揉み込んだチキン、ホロホロやし、Golden Sellaの風味もきいてて美味しい。
激辛やけど。
(ルームメイトが激辛好きのせいで唐辛子がたっぷり入ってます。市販のスパイスパックだけならこんなに辛くならない)
辛くて涙でてきたー
なにはともあれ満腹です。ごちそうさまでした(-人-)
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