親としての一番大事な心得 | グローバルに波乱万丈




私は次男のことより、長男のことをよくブログに書くので、

長男がお気に入りという印象を与え、時々、遠まわしにそれを批判したコメントをもらうのですが、

私は、子供を同じように愛せない親は、親として失格だと思っています。

まして、愛情の差を子供に感じさせてしまうなんて、とんでもないことではないでしょうか。




実は、次男はIQが高い “GIFTED” とされる子で、優等生の問題なしの子なので、

お子さんの成績のことなどで悩んでらっしゃる方に、嫌な思いをさせてしまうのではと思い、

次男の話を書くことを躊躇します。

私も昔、長男の成績には随分悩みましたので、気持ちが察せます。

自分の子供がよくやっていない時は、人の子のいい話を聞くはしんどいものです。



私の回顧録 「息子への手紙」 も長男に宛てたものですが、

それは、前夫の “実子” (イヤな日本語) ですし、波乱万丈の当時、私の傍に居たからです。




もちろん、子供はそれぞれ違いますから、

親子でも、気が合う合わない、趣味が合う合わないが、多少はあります。






友達も、二つ違いの息子二人の母親ですが、

長男は、フランス人の両親と同じく、ワインを飲みながらワイワイ好きなのに、

次男はアルコールを一切口にせず、シャイで社交的ではなく、

友達は、「あの子、私とも主人とも長男とも、全然違うのよ。 一体どこから来たのかしら。」

零したこともありました。


でも彼女は、長男も次男も同じように愛し、同じように愛情を示し、

コンピューター好きな次男と会話ができるように、

次男が購買しているPCに関する週間雑誌を、隅から隅まで読んでいました。



うちの息子達は、父親が違う分、かなりタイプが違う二人ですので、

同じように接し、育てることは不可能でした。

それに、正直言うと、次男との方が気が合い、趣味が合います。 


でも、それを愛情の違いと勘違いさせないように、気をつけてきましたし、

テレビや人の話で機会がある度、

「一人の子の方が他の子より可愛いだなんて、私には全く理解できないわ。」

などと、息子達の前で言っていました。



張り合うことなく、僻むことなく、長男と次男がとても仲がいいのは、

同じように親から愛されていると確信して育ったからというのも、必ずあると思います。


子供皆を同じように愛し、愛情を示す。

親として一番大事な心得、と言っても過言ではないではないでしょうかね。