「確か、日本出身だったよね。」 | グローバルに波乱万丈





先週末、主人と、トム・クルーズの映画を観に近所の映画館に行くと、

次男の小学校時代のクラスメートの女の子が、売店でバイトをしてました。


昔、私、学校のカフェテリアや遠足の付き添い、いろんなイベントでよくボランティアをしてましたし、

主人はサッカーチームのコーチをしてましたし、

うちでよくプールパーティやお泊り会をしては、クラスの子達を招待してましたから、

大抵の子が私達のことを覚えてくれていて、


その子も、ポップコーンが散らばるカウンターの向こう側で、「あぁーーー!」 と懐かしそうに、

あれから10年近く経ち、随分シワの増えた顔でも、私のこと気ついてくれました。


「お母さん、お父さん、お元気? お兄ちゃん (長男の同級生) は?

お父さん、確か、エクアドル出身だったよね。 試合観ながら、お父さんのことを思い出したのよ。」




移民者の集まりのアメリカですし、うちの街は特に移民者が多いので、

ワールドカップに参加しているほとんどの国の出身の人が、知り合いにいます。


「ニックの両親、ナイジェリアの人よね。」

「ボズニア、マイクの元奥さんの国だわ。」

「大学の化学のクラスの私の実験パートナー、イラン出身だったのよ。」

「テニスのコーチ、アルゼンチンの人。」


試合を観戦しながら、息子達や主人と話します。



「ヤヤ、確か、日本出身だったよね。」

「○○ (主人) の奥さん、日本人だったよね。」

「日本、○○ (息子) のお母さんの国だよね。」


私のことも思い出してもらい、会話に出してもらってるのでしょう。


この前、長いこと会っていなかった友達が、

「ワールドカップ出場国を見て、ミセス・ヤヤの国だと息子が言ったので、連絡しようと思ったのよ。」

と電話がありました。




映画館でバイトしていたその女の子の両親、

昔はホームパーティに招待し合ったり、結構仲良しでしたので、

「お父さん達に、近々、集まりましょうって伝えて。 懐かしいわ。」 

付き合いがまた始まりそうです。 




きっと、このワールドカップの時期、

そんな感じで、あちらこちらで、再び人々が繋がってるに違いありません。