勝手に“ジャパニーズ”という名 | グローバルに波乱万丈





知り合いの庭にたくさん生っていた “ロクワット” の実をもらってきました。

“ジャパニーズ・プラム” とも呼ばれます。 






これ、実は、2、3センチほどの小さな、水っぽい、それほど味がないビワ系の一種ですが、


“ジャパニーズ・プラム” と誰かが言う度、なんだか気に食わず、

「でも、これって、実際には日本では見かけない実で、日本にあるのはもっと大きくて、とっても美味しいのよ。」

といちいち説明したくなるんです。


“ジャパニーズという名、勝手に使わないでください。 ( ̄^ ̄) ”  って感じです。




“ジャパニーズ” という名がついた植物、結構あって、

例えば、“ジャパニーズ・メープル” は紅葉のこと。 


まあ、紅葉は実際に日本らしい、日本に多い植物だからいいとしても、

“ジャパニーズ・ウィロー (柳) ”  はこれ。 ↓





枝が垂れてないし、低い木なんでお岩さんが下に立つこともできません。

ピンク色なので、立てたとしても、恨み忘れて心が晴れてしまいそうです。 




数年前に、オーストリアに行った時、

私を “日本の娘” と呼んでくれていた人と20年ぶりくらいで再会し、

その人が庭に植えた “ジャパニーズ・なんたら” という木を見せてもらいましたが、

見たことがない、全く知らない木でした。


「この木を見ては、君のことを思い出すんだ。」 な、じーんとするべきシーンだったのですが、

私の頭の中は、“ここでもジャパニーズという名、勝手に使っとるし。 ( ̄^ ̄) ” でした。







そのジャパニーズ・プラム、もぐのが面白く、バケツ二杯くらいもらって来てしまったのですが、

日本のビワとは違い、すぐに茶色く、ぐちゃぐちゃになるので、

(↑ 一緒にされるのが相当気に入らない。)

捨てるのは勿体ないし、ジャムにしました。


日本のビワとは違い、小さく、水っぽいので、

手間ヒマかけて、皮剥いて種とっても、煮るとちょっとになってしまいます。



美味しいのは美味しいですけどね。

日本のビワほどじゃないですが。