【漢方薬】辞典 漢方サント薬局編 -2ページ目

桂枝湯(ケイシトウ)

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今回は桂枝湯という漢方薬を取り上げましょう。

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【処方名】
桂枝湯(ケイシトウ)

【組成】
桂枝4 白芍薬4 大棗4 乾生姜1 炙甘草2

【効能】
解肌発表・調和営衛

【主治】
外感風寒(表虚証)・営衛不和

【適応症状】
 ◇発熱・悪風(風に当たると寒気がする)◇頭痛◇自汗(昼間に汗がでやすい)

 ※体表が虚して、表よりやや深部の肌肉に侵入した風寒の邪を追い払う治法。
 ※衛気(陽)と営気(陰)の失調を調和させ、邪を除く。 
 
【出典】
傷寒論

【一口メモ】
桂枝湯は表虚症(体表が虚している)の人が外からの風寒の邪を受けた場合に適する方剤です。
「桂枝湯」を服用後は少量のお粥を食べて、布団を掛けるなどして微汗をかかせる。これを「薬汗」といい、やや熱感をもたせ、邪気を汗とともに排除します。微汗がでて症状がなくなったら服用をすぐやめます。
「桂枝湯」の禁忌:生冷(生物と冷たいものは胃を損傷する)、粘滑(粘りのあるものは邪気を留める)、肉麺(肉、小麦は熱を助長する)、五辛(香辛料が強い辛いものは熱を助長する)、酒酪(酒、乳製品は湿熱を生み出す)臭悪(特殊な匂いと味をもつ食べ物は脾胃を傷める)
        
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参苓白朮散(ジンリョウビャクジュツサン)

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今回は参苓白朮散という漢方薬を取り上げましょう。

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【処方名】
参苓白朮散(ジンリョウビャクジュツサン)

【組成】
人参3 白朮3 茯苓3 山薬3 白扁豆3 蓮肉3 桔梗2 薏苡仁3 縮砂1 甘草1

【効能】
益気健脾・惨湿止瀉

【主治】
脾胃虚弱

【適応症状】 
◇食欲不振、食少◇食後胃満◇軟便あるいは下痢◇倦怠無力・痩せる◇顔色萎黄

【臨床応用】
◇下痢◇脾胃虚弱◇浮腫◇帯下◇咳嗽

【出典】
和剤局方

【一口メモ】
この処方は健脾益気の「四君子湯」が基礎になっている処方で、脾胃虚弱に適用される基本処方です。穏やかな滲湿作用をもつ健脾薬が多く配合されており、脾胃気虚で食欲がない・少食・食べるとお腹が脹る・悪心などがあり、さらに慢性的な泄瀉(下痢)の状態に用いられます。

下痢がなくても、ゆっくりと脾胃の生気を助け、病気を予防する体力が養えます。また、長期的に服用しても安心な処方です。        
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加味逍遥散(カミショウヨウサン)

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今回は加味逍遥散を取り上げましょう。

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【処方名】
加味逍遥散(カミショウヨウサン)

【組成】
当帰3 芍薬3 白朮3 茯苓3 柴胡3 甘草2 牡丹皮2 山梔子2 生姜1 薄荷1

【効能】
疏肝清熱・健脾養血

【主治】
肝鬱化熱・脾虚血虚

【適応症状】 
◇胸脇脹痛・乳房脹痛◇疲労倦怠感・食欲不振◇月経不順◇のぼせ・頭痛

【臨床応用】
◇精神疾患(憂鬱状態、イライラ、怒りっぽいなど)◇婦人科疾患(月経不順、月経前緊張症、子宮筋腫、子宮内膜症など)◇肝胆疾患(慢性肝炎、胆嚢炎、慢性すい臓炎など)◇胃腸疾患(神経性胃炎、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸炎など)

【出典】
和剤局方

【一口メモ】
この方剤は、「四逆散」の変方で気鬱血滞の病状を治す「逍遥散」に清熱薬の牡丹皮、山梔子を加味した処方です。微熱・のぼせ・頭痛などを伴う肝鬱化熱症状に適しています。「逍」は消すの意で、気の鬱滞を消去することを表し、「遥」は揺がすの意で、血の鬱滞を改善する効能を示しています。

肝鬱(肝鬱が横逆して脾胃を犯す)→脾虚(生血機能が低下する)→血虚(血が肝を栄養できない)→肝鬱・・・という悪循環が生じます。そのため、精神的な緊張とともに腹痛・下痢などを起こす肝脾不和(肝鬱脾虚)にも効果があります。        
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葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)

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今回は葛根湯加川芎辛夷という漢方薬を取り上げましょう。

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【処方名】
葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)

【組成】
「葛根湯」+川芎2 辛夷2

【効能】
宣肺散寒・開竅

【主治】
外感風寒による鼻塞、鼻水

【適応症状】 
◇感冒◇鼻炎

※「葛根湯」に川芎、辛夷を加えた日本の経験方です。

【出典】
経験方

【一口メモ】
この処方は葛根湯の適応と同様で、主に外感風寒の表証(悪寒・発熱・無汗・頭痛)に用います。

「葛根湯」に川芎を加味することによって、血行が悪いためにおこる鼻づまり症状を改善します。辛夷は宣肺開竅の作用があるので、くしゃみ、鼻水、鼻づまりによいので、こういった鼻の症状を伴う感冒、鼻炎、熱症状の少ない蓄膿症、アレルギー性鼻炎に適しています。        
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芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

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今回は芍薬甘草湯という漢方薬を取り上げましょう。

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【処方名】
芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

【組成】
芍薬6 炙甘草6 

【効能】
和陰緩急

【主治】
筋脈拘急

【適応症状】 
◇四肢の筋肉・筋脈の痙攣・疼痛◇腹痛◇関節痛・神経痛

※陰血の不足によっておこる筋脈(関節運動を支えている筋・筋膜など)の強直・痙攣に、陰血を養うことで、痙攣している筋に潤いを与え、弛緩させる治法。

【出典】
傷寒論

【一口メモ】
筋の痙攣は肝の疏泄の失調ととらえられ(肝は筋を主る)、肝血虚によって陰血の供給ができなくなると、各所に痙攣・疼痛が生じます。
副作用がなく、安全な処方ですが、薬味が少ないため、痙攣・疼痛の根本原因を治療する方剤を併用した方が効果的です。
        
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