[活動報告]2017.2.14アニマルライツセンター「フォアグラ反対キャンペーン渋谷」 | めー子のブログ

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どうぶつまるごと。

今回、映像を流しました。

フォアグラ: 拷問されるカモ (1/2) https://youtu.be/DKeve2ye790

 

 

 

フォアグラ

http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/

フランス語で「肥えた肝臓」を表すフォアグラは、ガチョウや鴨を強制飼育し、肥大させた病気の状態の肝臓のことです。

img_main06.jpgそして、彼らを虐待してできる食べ物です。

強制給餌とは、鳥たちに、長い鉄の棒を口をあけさせてのどを通って胃に直接に差込み、ペースト状のえさを流し込む行為です。
強制給餌自体、非常に苦しみと痛みを伴い、時にのどに穴が開いたり、鼻や口から血が出ることもあります。
さらに、胃に直接大量の餌を流し込まれたために、体調が急速に悪化し、鳥たちはさらに苦しみます。

数週間で鳥たちの肝臓は通常の10倍のサイズまで膨れ上がり、彼らはほとんど立つことも、歩くことも、息をすることさえできなくなります。

こうなったときがフォアグラの出来上がりです。
彼らは殺され、彼らの肝臓は"グルメの象徴=フォアグラ"として市場に出回ります。

現在、フォアグラ産業はフランス・オーストリア・スペインで集中しており、世界のフォアグラの約75%がフランスで作られ、消費されています。
約2400万羽の鴨と50万羽のガチョウがフランスのフォアグラ産業のために毎年殺されています。
日本では、青森県が唯一のフォアグラ生産県でしたが、数年前に火事が原因ですべての鳥が死傷したようで、生産をやめています。
しかし、日本での消費は多く、さらには低価格化も進んでいます。フォアグラが食べるべきではない動物虐待の証であることは間違いなく、カリフォルニアでは販売も禁止されています。日本でも消費がゼロになるよう、呼びかけていかなくてはなりません。

※フランス語で「foie」は肝臓、「gras」は太ったという意味。一般にフォアグラというと、ガチョウの肝臓を指します。鴨の肝臓は、正しくは「フォア・ド・カナール」といい、ガチョウのものより安価で手に入ります。

 

メール意見のお願い!

スシロースシローさん

フォアグラを乗せたお寿司を販売しないでください!

http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/00/id=503

2017/2/8

全国に455店を展開する回転寿司のスシロー(株式会社あきんどスシロー)が、残酷な素材であるとして世界的に議論のあるフォアグラをのせた寿司が2017年2月8日から販売されています。

フォアグラは、カモ又はガチョウに、鉄の太いパイプをクチバシから胃に突っ込み、体の大きさの3分の1~4分の1の量のトウモロコシや油を流し込むという強制給餌が一日2~3回行われることにより、肝臓が通常の10倍に膨れ上がらせて作られています。
この強制給餌の工程や、肝臓や身体の状態を急速に悪化させる生産自体は、あきらかな暴力行為です。
通常畜産動物であっても病気になる動物は治療されなくてはなりませんが、故意に病気や傷害を負わせるという工程が、フォアグラの生産には必ず含まれるのです。

 

スシローへの要望

スシローに対しては、販売前の2017年2月6日にアニマルライツセンターから販売中止の要望をしていましたが、予定通り2月8日から販売が開始されてしまいました。また同日回答もいただきました。
内容は「社内で真摯に受け止め、担当部署にも報告させていただきました。」とのもので、今後の販売中止を約束いただけるものではありませんでした。

アニマルライツセンターからは再度、
企業のアニマルウェルフェアを評価する専門家組織BBFAW(Business Benchmark on Farm Animal Welfare)においても、強制給餌の有無は指標の一つとなっていること。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおける原材料調達においてもアニマルウェルフェアが取りざたされており、新聞やテレビなどでもアニマルウェルフェアの必要性が報道されるようになっていること。
を伝え、アニマルウェルフェアの観点を含めた商品開発を検討いただけるよう伝えました。


同じ回転寿司店でも、フォアグラメニューを今後出さないことを宣言してくださっている企業もあります。
倫理的な食材を選ぶことは企業の社会的責任として重要なことです。
需要があるから、利益が重要だからといって、動物の苦しみを仕方ないとすることは許されない時代になってきています。


消費者の皆様からも、企業の姿勢を問うてください。
-スシロー(株式会社あきんどスシロー)お問い合わせ窓口-
コーポレートコミュニケーション課
TEL:06-6368-1012
受付時間 月~金 9:30~18:00 (土日祝は除く)
フォームはこちらから

https://f.msgs.jp/webapp/form/15070_qhw_132/index.do
 

今年のフォアグラはフランス産ではありません

フォアグラというとフランスの高級料理というイメージがまだ皆さんの中にもあるでしょうか。スシローもメニュー名をロッシーニ風としてフランス風の寿司として売り出しています。
しかし、2016年~2017年にかけてのフォアグラに、フランス産は一つもありません。あるとすれば古い食材です。
2015年末に鳥インフルエンザが発症し、フランスからのフォアグラの輸入は行われていないからです。現在もその停止措置はまだ解除されていません。
また、同じくフォアグラの生産が行われているハンガリーも2016年11月から、ブルガリアも2016年12月から、輸入停止措置となっています。
今手に入るフォアグラは、古いものか、スペイン産です。

スペインのフォアグラ用のカモの農場の様子はこのようなものです。

強制給餌はどこの国もやり方はほぼ変わりません。スペインもこのようにフランスと同様のやり方です。
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パイプの先端は尖っています。
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生産者は鳥の苦しみには無関心に見えます。鳥の様子を観察せず次の作業の準備をしながら強制給餌を行います。
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強制給餌でクチバシが裂け血まみれになっています。鳥の目が他の鳥と異なることがわかるでしょうか。
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死亡した鳥
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両隣の仲間が死んでしまっています。
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パンパンに腫れ上がったお腹。今から肥大した肝臓(フォアグラ)を取り出します。
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取り出されたフォアグラ。通常の10倍以上。とくにこの写真のフォアグラは大きく、鳥は相当に苦しんだと考えられます。 
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足の裏が水鳥としてはありえない黒いタコができています(※鳥の足の裏はやわらかい)
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鳥たちにどうか救いを。
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写真はスペイン ※パイプのみの写真を除く
 
Animal Equality