前回に書いた、マイクロソフト社とかフォード社も参加している、

 

自閉症スペクトラムの人達を雇い、彼らの特殊な才能を生かそうっていう、

 

”AUTISM AT WORK” (職場に自閉症を) というプログラム。

 

 

載せたビデオの中でも出てきますが、始めたのはドイツが本社の会社なんですけどね。

 

昨日、ある総会での仕事で、一人の参加者の方の参加登録のお手伝いをしてて、

 

ふと見ると、その会社のピンが背広の襟に。

 

 

「貴方の会社が始められた ”AUTISM AT WORK” 、素晴らしいですね。」

 

と言うと、目を真ん丸にされ、「ご存じなんですか!?」 とビックリされ、

 

 

お名前とアクセントからすると、ドイツ人の方のようだったし、ドイツ本社かららしく、

 

「私の部にも、一人自閉症のメンバーがいるんですが、最高にいい人なんです。

 

二年前に入社した当時は、恥ずかしそうで、無口だったんですけどね。

 

今では貴重なメンバーなんです。

 

そんな素晴らしいことをする会社に勤めていること、私は誇りに思ってるんですよ。」  

 

と言われてました。

 

 

テレビでやってたレポートを、鳥肌を立てながら、目を潤ませながら、観たこと、

 

自閉症の人達、自閉症の子供を持つ親御さん達に希望を与える動きを始めた、

 

社会のリーダーである会社だと思うこと、を伝えると、

 

 

「こちらこそ、私達の会社がしてること知って下さり、認識して下さり、感謝でいっぱいです。」

 

と何度も繰り返し、逆に感謝して下さったんですよ。

 

 

そして、その自閉症のメンバーが、ルービックキューブを一瞬に完成させるビデオを、

 

スマホから探し出し観せて下さったり、

 

私は、優秀な大学でエンジニアの学位がある、日本の友達の息子さんが、

 

就職した会社で変わり者扱いされて辞め、今は障害者さん達の職場で仕事をしてて、

 

そういう人達の優れた才能を無駄にし、会社の損、社会の損となっていることを話したり、

 

話が盛り上がり、

 

 

「本当にありがとう。 このこと、社内で伝えますね。」 と言われ、

 

私も、素晴らしい動きを起こして下さってることのお礼を言い、

 

お互い、‟THANK YOU.”、‟THANK YOU.” と、お別れしました。

 

 

テレビで観たばかりで、ここに書いたばかりで、

 

出会いのタイミングにビックリですよ。

 

 

 

そんなこんなで、思うんですけどね。

 

自閉症とかの人達のこと、可哀想とか、気の毒とかの、同情の目で見るのではなく、

 

普通に、受け入れることが大事じゃあないかと。

 

本人も親御さん達も、きっと同情の目で見られたくはないだろうし。

 

 

ゲイの人達、最初は異常というイメージがあるかも知れないけど、

 

触れ合ってみたら、結構普通で、自分達とそんなに変わらないことに直ぐに気付き、

 

違和感がなくなります。

 

 

それと同じで、こういうプログラムとかにより、

 

そういう人達がどんどん社会に出る機会があれば、

 

もっと多くの一般の人達が、そういう人達と普通に触れ合う機会ができ、

 

自分達とそんなに変わらないことに気付き、違和感がなくなり、

 

もっと皆が生きやすい社会になると思うんですよね。

 

 

そう言えば、いろいろ有名人が出てる公共広告で、

 

「障害のある人達と、どう会話を始めたらいいんだろう?」  という問いに対し、

 

単に、普通に、‟ハイ” でいいんだよ、ってのがありました。

 

 

 

 

同情とかせず、単にいろいろタイプがいる世の中の、一つのタイプの人達として、

 

もっと皆が、普通に接し、普通に受け入れることができたらいいですよね。