ようやく2回目となる「あんのこと」を池袋のシネマロサさんで見て来ました
ここまで時間が開いたのは単純にスケジュール的な面もありましたが
初見の衝撃が薄まるのを恐れたことと
「燕は戻ってこない」を最後まで見届けてからと言う想いが強かったから
2度目となる今日は確かに振り回されることなくカメラと一緒に丁寧に杏ちゃんの人生をなぞっていくような気持ちで眺めていました
見ている自分を一度捨てて、「眺める」のが大切なのかな
考えるのは見終った後にして
はやとの母の行動を、信じられない、許せないと憤りながら(事実フィクション)
同時にあんの母(のような母たち)が現実に存在することも知っている
父たちだっているはずなのにね
シネマロサの2階に集まったひとたち一人一人に、なぜ今日この映画を選んだのか訊いて回りたい気がしました
映画館で見て欲しい
いつか配信や円盤で見られる日が来ても、出来れば独りぼっちの部屋で見て欲しくはないから
独善的ですが
映画館なら、たとえ客席に自分一人でも(実際貸切状態で観たことはあるけれど)孤独ではないから
自分以外の誰かを感じながら見てもらいたい映画です