一歩一歩と彼は言った

 

そこに至るまでの道のりと

これから歩んでいくであろう遥かな道のりを知って

 

心を寄せ続けているひとでなければ出てこないことばがある

 

丁寧に紡いで

縒り合わせた糸を

無理やり引きちぎるなんて不可能だから

 

彼らは彼らにできることを

わたしはわたしにできることを

 

この先がどれほど長い道のりでも

 

あきらめず

くさらず

笑顔で

つづける

 

「いっしょに」と彼が言ったから