頑張らない生き方は、自分の気持ちを大事にして無理をしない生き方をすることです。
自分の気持ちを抑えて頑張りすぎると、疲れが溜まって精神的・肉体的に悪影響を与えることがあります。
頑張りすぎる人は、「まだまだ努力が足りない」「もっと頑張らなきゃ」と自分を否定して追い込んでしまいがち。
我慢のしすぎでストレスが溜まってうつ病を発症してしまう…なんてこともあるので、疲れを感じたら頑張らない生き方にシフトしていくといいかもしれません。
頑張りすぎてしまう人は、頑張らないことを「甘えている」「怠けている」と考えてしまうことがありますが、一概にそうとは言い切れません。
頑張らないことがどうして大切なのか、理由を見てみましょう。
無理して頑張っても長く続かないから
「頑張らなきゃ」という気持ちだけで無理をすると、モチベーションが保てずに長く続きません。
仕事なら頑張りすぎることで体調不良や集中力低下につながり、目標が達成できない場合もあります。
結果が出せないことで、「頑張っても報われない」「頑張っても給料は一緒」とマイナスに考えてしまうため、無理をして頑張らないことが大切なのです。
が必要になるのは当たり前と考えている人はいます。
しかし、どんなことにも精一杯頑張ろうとしすぎると、ストレスや疲れを感じやすくなってしまいます。
そもそも好きなことは頑張らなくてもできるはずです。
無理して自分を奮い立たせて頑張るというより、肩の力を抜いて好きなことを楽しめる状態です。
頑張らないほうがストレスが少なく、心の余裕から物事がうまくいくこともあるでしょう。
人はつらく苦しい人生よりも、楽しく心地よく生きることを求めているものです。
ですが「頑張っていないと周りに認めてもらえない」「自分の価値がなくなる」などと思い込んでいる人は、つらい状況でも自分を追い込んで頑張り続けてしまいます。
日常生活や会社の環境、恋愛関係などを振り返ったときに、頑張りすぎが原因で今の人生を楽しめていなければ、生きるのが苦痛となることもあるでしょう。
頑張らないことで心に余裕が生まれ、楽しく心地よい人生を送れるようになるのです。
頑張らない生き方は、自分の素直な気持ちを優先して楽しくリラックスして過ごすのがポイントですが、これが自分を大切にすることにつながります。
常に全速力で走り続けることをやめると決めただけでも、適度に力を抜いて自分のペースを保てるようになるのです。
「やるときはやる、やらないときはやらない」と割り切ることで気持ちが楽になり、自分を大切にできている実感が出てくると、自己肯定感も高まります。
頑張ってしまうのは、小さい頃から親や周囲の人に「頑張れ!」と言われ続けてきた、結果を出したときだけ褒められていたなど、今までの経験が要因となっている可能性があります。
また、体育会系の厳しい環境にいたり、真面目で責任感が強い性格を持っていたりする人は、つらくても最後までやり切ろうとしがちです。
相手のために何かをしたい気持ちが強い人や、承認欲求が強い人も、それぞれの目的のために頑張る傾向があります。
過去の経験やもともとの性格から、何かと頑張りがちな人は、「頑張らない自分はダメな存在」と考えてしまっているのかもしれません。
頑張らなきゃダメだと思い込んでいる人は、人から認めてもらうために行動することがあります。
頑張っていない自分は価値がないと思っていつまでも頑張り続けてしまうなら、まずは頑張らなくても許されることに気づき、頑張っていない自分も受け入れてみましょう。
「頑張らなくても大丈夫」と自分自身に声をかけ、許してあげることが大切です。
自分の感情に素直になる
「やりたくないけど、頑張ってやらなきゃ」「どうせ出来ないけど、頑張らないと」と自分の気持ちを抑え込んで無理をし過ぎてしまうことがあります。
しかし、頑張らないようにするには、やりたくないと感じたら一度やめてみる、できないことは無理をせずに断るなど、自分の感情に素直になることも大切です。
頑張らなかったとしても、「自分はダメな人間だ」「頑張らなかったから信用を失った」などとネガティブな感情になることはありません。
自分の出来ることや楽しいと思えることなど、他のことで取り返すチャンスはいくらでもあるのです。