DIYで家の傾きを直す | DIY大家の築古再生不動産投資

DIYで家の傾きを直す

駐車場を造った門司の物件ですが崖方向に傾きがあります。

 

古い木造住宅は多かれ少なかれ歪みや傾きがあります。

 

今までは傾きある物件の場合、床面に補正をかけてフローリングを貼る方法で対応してきました。

 

今回は平屋で傾き方向が一方に大きく、家も古く上物には価値が無い?ので

 

テスト的に油圧ジャッキを使ってDIYで直すことにチャレンジしました。

 

家の重さは木造平屋の場合はおよそ床面積x0.42tくらいだそうです。

 

60平米程度だと25トンくらいになります。

 

家の重さを考慮して10トンの油圧ジャッキを3つ用意しました。

 

床下を確認すると長年の地盤変化で基礎にヒビが入って崖方向に床下の土が持っていかれてます。

 

とりあえずジャッキをセットして上げました。

この方法では地盤が下がるのみで上がりませんでした。

 

地盤強化の為に圧をかけた後に砂利を敷いて大きめのブロックでジャッキを支えるのが良いようです。

 

下のようにやってみました。確かに効いてます。上がりそうです。

 

ポイントは大きなブロック面を水平にして効いている柱の真下近くから少しずず上げることです。

 

ミシミシと音を立てて基礎から土台が上がるのが分かります。

 

この時注意深く家全体を観察します。

 

この後問題無く上げ下げできる事を確認して基礎と土台に仮板を挟みます。

 

以下はレーザー水平機をあてた初期状態

 

以下は目的値近くまで上げたレーザー水平機ライン

この状態で仮板にて固定しておきます。

 

 

更に少しだけ上げて90角のサポート束を入れて固定します。

 

こんな感じである程度水平が出るように補正していきます。

 

本来はこの後弱っている基礎にコンクリートを増し打ちしたりするらしいです。

 

今回は様子を見てこの先は決めていきます。

 

一般的にはこのようなプッシュアップ工法でも100万以上するらしいです。

 

傾きの修繕費のほうが戸建の取得費よりも高額になっては投資物件としては本末転倒です。

 

逆にDIYで傾きが安価に補正できるなら、傾きが原因で値段が付かないような物件も投資対象になるかも。

 

やってみて思ったのが慣れないと怖いので一般の人が専門家無しでのジャッキアップは避けるのが無難です。

 

行う場合は自己責任でお願いします。

 

 

かかった費用

10トン油圧ジャッキ1個 (約3300円)x3 90角材、コンクリート束 約2000円 合計12000円くらい