ギン⑧ まとめ | シンガーソングライター「*. ..やうこの猫的生活.. .*」Powered by Ameba

ギン⑧ まとめ

血のよだれを出し、ごはんが食べられず痩せ細り

1ヶ月前にはもう死ぬかもと言われたギン。


都内の動物病院の院長のブログで

猫エイズの子の酷い口内炎を

全抜歯+インターフェロンで1年後に寛解、という

記事を読んだのがきっかけで

ギンも抜歯で口内の痛みがなくなれば

まだ普通に生きられるんじゃないかな、と思い

歯科専門医に相談するも

"我々ができる範疇を超えている、口も閉まらないし、癌ではないか"と またもや治療拒否。

緩和ケアを提案されたのでした。


ギンのように何年も過酷な野良暮らしで

人間のケアを受けられなかった猫さんは

特に口の中がやばいです。

前歯抜けててちょっとかわいいけど。





ここまでくると、

2本足で立ち上がって頭を振るほど痛みが強く

フェンタニルというモルヒネより強いパッチを体に貼っても痛みがおさまることはありませんでした。


ギンの口臭、口内環境の悪さは保護する前からで、

毎日自宅でのケアもいろいろやってみたけど

家猫のようにはいかず…

しかも猫エイズ陽性が出てしまったことで

普通の獣医師さんは末期と捉えたのでしょう。


でもギンは今、生きています。

カリカリごはんも食べられるようになり

痛みから解放され、口臭もなくなり足取りも軽い。


生検の結果も癌ではなく『口内炎』でした。

歯茎が溶けて骨が露出するほど酷い口内炎でも

抜歯とスケーリングでここまで元気になれる。


このような症例を探しても記事が殆どないので

どなたかのお役に立てればと思い

写真付きで記録を残しておきます。

治療拒否した病院にもギンが手術で元気になった事をお伝えしました。

簡単に諦められず、救われる命が増える事を願い…


最終的には飼い主の判断次第。

その子には飼い主しかいないのだから。


猫エイズ陽性でも、血さえ出ていなければ他の猫にうつることはないようなので

今後も食器や飲水は分けるほか、免疫を下げないよう気をつけて猫さんファーストを心がけます。


猫じゃらしで遊ぶギン。



ハンナ奪う





こうして元気になったギンを見てると

くるちゃんも、もしかしたら

今回お世話になった腫瘍専門医に相談してたら助かってたのかな、と思ってしまった。

たらればではあるけれど。