動物にとって優しいとは。
本日のアルデンテルームでちょっとお話しした
アニマルウェルフェアについて補足しておきますね。
日本人は世界で2番目に卵を食べる国民。
その需要を狭い国土でまかなうために大量の鶏たちが
狭いケージの中で卵を産み、一生を終えている。。
動物好きは「かわいそう」と考えてしまいがちですが
そんな単純な話ではないんですよね。
私は普段、平飼い卵を買っています。
お日さまを浴びて歩きまわる鶏たちの産んだ卵のほうが
多少値が高くても人間の健康にもいいだろうと考えての事ですが
平飼いだからいい、とも一概には言えないんですね。。。
中にはきちんと世話をしてなくて糞尿で土壌が汚れ
高濃度のアンモニアで酸欠状態の鶏たちもいるのだとか。
それではむしろケージ内で健康衛生管理をされてる鶏より
かわいそうですよね。
だから「平飼いだからいい」と決めつけず
生産者の飼育環境をちゃんと知ろうと思いました。
日本は動物の扱いに対して意識が低い国と言われますが
動物が快適に暮らせる=人間にもよい影響がある
という考えが浸透するまでに
多少遅れはあっても、いずれ浸透してくると思います。
現に、里親文化もだいぶ認知されてきましたしね。
動物に優しい環境で育てられた牛乳や卵(お肉)を買う人
とにかく安いものを選ぶ人
それぞれに事情や理由はありますが
私はできるだけ動物に優しい環境を選びたいです。
なぜなら愛情をかけて育てられたものからは
良いエネルギーをもらえるからです。
日頃食すもの、観るもの、言葉づかいなどが
日々蓄積されて自分というものが作られていくので
できるかぎりプラスのエネルギーで満たしたい。
「アニマルウェルフェア」が日本で成功するかどうかは
消費者一人ひとりの意識次第なので
これからどのような変化があるか見守りたいと思います。