頑張れば。
やる気にムラのある私は とことんダラダラと過ごし
ギリギリまで自分を追い込んだところで
ようやく火がついたように集中しています。
いい加減このギリギリさを何とかできないかな
もっと早くから取り掛かれば楽なのに と思うけど
たぶん時間に余裕があると いい物作れないのかも。
自分の中で"ここまで追い込んでも大丈夫"
というさじ加減が どんどん過激になってます。
すごく大変だけど思いがけずいい事もあったりして
やっぱり頑張ったらいい事あるよなー て思います。
そこで思い出した、
今年の東大入学式での上野千鶴子さんの祝辞。
"あなた方がこれまで
頑張ったら報われると思えたのは
そう思える環境を周りが作ってくれていたから。
これからは頑張っても報われない社会が待っている"
確かにそう思う部分もあるけど
私は 頑張ったら報われる、とやっぱり思うし
そう思える環境は自分で探して作ればいいと思う。
それには 勉強の優秀さよりも
人間力、メンタリティが大事なんだろうと思います。
上野さんの時代は男女差別が酷かっただろうし
今でもなくなったわけではないけど
私が思うに 女性蔑視をする男性は
自分の立場を脅かされると焦る 心の弱い男性だと思う
賢い男性は 女性を褒めるし仕事も任せるし
優秀な女性にこそ魅力を感じるものです。
私はかつてプロデューサーに
"お前が何でもできると周りの人間が引くんだよ"
と言われたけど
底の浅いプロデューサーほど
何もわからない子をプロデュースしたがるんだよね
それは本当に優秀な人材を生み育てるというより
自分の立場を守りたいんだ。
そういう人は周りも同じ価値観の人で固めるから
そういう環境に身を置いてた頃の私は毎日泣いてた。
今は 毎日笑ってる。
そうさせてくれてる周りに感謝だし
そういう環境を諦めずに探した自分も褒めたい。
で、どうやら世間では上野さんの祝辞について
賛否両論だったらしいけど
ほんと、人ってあぁ言えばこう言うんだね。
たぶんだけど 自分に思い当たる節があるほど
痛いところを突かれたと思う人ほど
カチンときて反論するんだと思う。
自分の正当性を守りたいから。
でも、私が上野さんの言葉で最も素敵と感じたのは
" あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。"
という部分でした。
東大ブランドなんて、海外では通用しない
それでも、どんな環境においても
生き抜いていけるメタ知識を身につけて欲しい
という力強いメッセージ。
それが
勉強ばかりしてきて「人間に興味ないんすよね」
と言ってのける学生君に響くかわからないけど
素晴らしい人材が育ってくれる事を願います。
祝辞の全文はこちら。